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2005年8月10日

説教と説法の違い

 お盆で、お寺さんがお経をあげにきてくれた。このお寺さんはお経をあげたあと、いつも面白い話をしてくれる。今回は、説教と説法の違いについて話してくれた。私たちにわかりやすいように、かみくだいてはなしてくれたので厳密には、もっと深い意味があるのかもしれない。説教は、お坊さんが教えを言葉で伝えることによって相手に理解させ、行動を改めさせること、一方の説法は、お坊さんが行動によって、相手に自ら気づかせること、らしい。

 これは、コンサルタントにも通じるものがある。コンサルは相手がやる気になるように導くのが大切である。その際に、いくらよい経営革新計画だとコンサルが説教しても、実際にそれを行う人に疑問があっては、その経営革新はうまくいかない。経営を行う人がその必要性を納得してこそ、経営革新に着手すべきなのである。

 お客さんとかかわる時は、説教ではなく、説法でいくのが大切だと思った。