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2005年8月29日

地域ポータルサイトのジレンマ

 ついさっきまで、地元商工会の地域ポータルサイトの説明会案内を作成していたが、今朝の日経新聞に興味ある記事が載っていたことを思い出した。

 各ポータルサイト運営会社が、地域密着型の情報を掲載する「地域ポータルサイト」の開設や機能強化に動いているとのことだった。飲食店、ホテル、学習塾などの地域の店舗情報と地図を掲載し、収益モデルはネット広告の収入のようである。今、関与している地域ポータルサイトもそうだが、この様な情報発信の仕組みは必要な事だと思う。

 ただ、地域密着度を高めるとエリアが細分化され、広告収入が減るというジレンマに陥っているようだ。、中には情報掲載料が月額1万5千円というサイトもあるようで、果たして広告宣伝効果としてそれだけの価値があるのかわからない。地域ポータルサイトに加入している人の話でよく聞くのは、「加入はしたが、情報の垂れ流し状態で、フォローがない。」という話である。

 インターネットのメリットである「商圏の広さ」をあえて捨てている地域ポータルサイトの場合は、それを普及させるために、ネット上のマーケティングだけでは不十分であり、人と人とのつながりを重視する、「お客の顔が見える実店舗のマーケティング」に近くなっていくのではないかと思う。

 この話題は、今度、事務所ホームページのコラムの方に、もっと詳しく書きたいと思う。