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2010年8月12日

ユーザーの本心に無関心でよいですか?

ソーシャルメディア本が、いろいろ出ていますが、なかなか自分の考えにしっくりくる本と出合えずにいました。
そんな中、「キズナのマーケティング ソーシャルメディアが切り拓くマーケティング新時代 (アスキー新書)」という本を読んで、初めて自分の考えが、しっかり腹におちた気がします。

この本では、ソーシャルメディアの本質について語られています。

ソーシャルメディア(今流行りのTwitterやFacebook)を使えば、短期的に有効なマーケティングにつながることを、否定はしていませんが、肯定もしていません。
そういう場面も起きる可能性がある、という考えです。
なぜなら、企業はソーシャルメディアでおきる、ソーシャルストリーム(世間の意識の流れ)をコントロールできないからです。

むしろ、中長期にわたり、顧客と企業がコミュニケーションをはかり(その場所はソーシャルメディアでなくてもよい)、キズナを深めることが大切なのです。

別の本ですが、ソーシャルメディアはユーザー目線の「日常会話の場」であり、ユーザーと接しながらビジネスを行う企業は、「ユーザーの本心に無関心でよいですか?」という問いかけがありました。

シーズ思考のビジネスモデルが多い中で、教訓とすべき言葉だと思います。