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2010年11月21日

「人は何のために生きているのか?」

産業カウンセラーの更新研修に一日行ってきました。

午前中の千葉商科大学の上嶋洋一先生の話を聴きながら、なぜか心が動いて泣けてきました。
自分と重なる話が多かったのだと思います。

でも、人前で泣くのは久しぶりのことで、ちょっと照れました。

いっぱい感動する話があったので、何を紹介してよいのかわかりませんが、「人は何のために生きているのか?」という質問の話がありました。

私もよく自問していることです。

上嶋先生は、ある生徒さんに「人は何のために生きているのか?」と聴かれたそうです。
こんな難しい質問には簡単に答えられないと思った先生は、「どうしてそれが気になったの?」と質問で返して、そのあと自分の考えを述べられたそうです。

卒業の時にその生徒さんとその話題になったところ「とてもありがたい答えをしていただいたけど、答えまでは思い出せません。でもそれで、すごく助かった覚えがあります。」と言われたそうです。

上嶋先生はこの時思ったそうです。
この生徒にとって上嶋先生の「人は何のために生きているのか?」の答えは必要なかった。ただ必要だったのは、「どうしてそれが気になったの?」と質問したことだ、ということです。

私も「人は何のために生きているのか?」と自分で自分に問うことはよくあるのですが、誰かに本気で問うたことはないと思います。
誰かにそれを本気で問うたときに、自分の中で少し答えが感じらるのかもしれません。