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2011年3月16日

豊田法人会みよし支部で講演

豊田法人会みよし支部で講演をしてきました。

依頼されたテーマは「経営者の元気がでる話」でした。

何を話そうかさんざん迷ったのですが、「じゃ自分の好きな話」ということにしました。
結局は、趣味の中国史から「孫子の兵法を今の企業経営に活かしたら」という内容を話しになり、孫子の「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」から「敵を知り、己を知って売上アップへ」という演題になりました。

孫子の言葉の中で企業経営に役立つものはたくさんあります。
ただ、中小企業診断士の勉強をしているときに外部環境と内部資源をSWOT分析でまとめる方法を知った時、これは正しく「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」と思いました。
外部環境として敵(相手)を知り、内部資源として自社を知り、成功へのシナリオを描くのです。

また、「敵を知り、己を知らば...」の順番にも深い意味があると、いろいろ企業さんでコンサルしてきて気付きました。
決して「己を知り、敵を知らば...」ではないのです。

私が中小企業診断士になりたての頃、コンサルしてきてSWOT分析からのシナリオが上手く作れないと悩んだ時期がありました。
その原因は、内部資源の自社の強み、弱みを洗い出してから、外部環境のチャンスとピンチを探していたのです。
つまり「己を知り、敵を知らば...」の順番ですね。

例えば、歴史風にこの失敗を例えるならば「敵が水上に陣をはっているのに、一生懸命、騎馬訓練を行っていた」ってな感じになるかと思います。
経営資源の「強み」は武器である。但し、敵(相手)にとって有効な武器でなければ、「強み」は「強み」とならない」ことを忘れてはいけないと思います。
つまり、「敵を知り、己を知らば...」の順番になるのです。

話はかわりますが、

講演後に、中学時代の友人が偶然会場にみえてていました。
立派な社長になって、とても頑張っていることが話していて伝わってきました。

いろいろと大変な時期ですが、大切なのは「人とのつながり」。
それを得られた今回の講演は、とても実りあるものであったと思います。