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2011年4月 8日

コンピュータ概論3日目

新入社員研修の最初の企業さんの自分担当分の講義が終わりました。

3日間(実質的には2.5日)で、以下の2つについて話しました。

1.スペック表が読めるようになることを目的とした「コンピュータの基本知識」
2.システム開発のフェーズで自分がどこに携わっているかを見失わない「システム開発と運用」

新入社員研修で、いつも思うことですが通常の社員研修よりも、もっと強く「学ぶ目的」を伝える必要があります。

「通常の社員研修」は自分で「学ぶ目的」を考える事ができます。
しかし、「新入社員研修」では、自分たちで考えてほしい事ではありますが、まだ難しいことだと思います。

例えば「コンピュータの基本知識」ですが、コンピュータの5大機能(入力、出力、記憶、演算、制御)を順番に淡々と説明するのでは聴いてい方は苦痛です。
「お客さんにどのコンピュータがよいか問われた時にスペック表を並べてメリット・デメリットを伝えられる」と具体的に場面設定をすると、すべての話がこの場面設定につながっていきます。

「システム開発と運用」もそうです。淡々と要件定義から最後の運用テストまで話しているとやっぱり聴く方は苦痛です。
自分にとってその話を聴かなければならない背景(ソフトウェア開発における自分の位置)を伝えてあげると、「自分にとって」の話なので関心も高くなります。

「新入社員」は、まだ社会に出たばっかりです。
よく企業さんから「厳しくやって下さい」と言われることがありますが、それをするには、学生ではなく、社会人として学ぶ意味を伝える義務が会社や講師にあると思います。
もちろん講義中寝ているとか、講義中無駄話をしているとかは「学ぶ意味を知る前の意識の問題」ですが...

また、来週、再来週と今度はまた別の新入社員研修があります。
自分もいろいろと意識を保たないといけない場面です。

ただ、最近、3日連続で立って講義とかしていると、妙に疲労感がただよいます。