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2012年6月23日

「自責の問題」だから自分で解決のために動ける

顧問先で問題発見・解決の研修をしました。
この顧問先もとても吸収のスピードが早くて、成果物がでてくるとウキウキします。
また、自社の問題を解決していっているので、コンサル的要素も強く、成果物にたいしての議論も熱くなります。

この企業のみなさんは理解をしてくれており、上手く問題を見つけてくれていますので大丈夫ですが、問題発見・解決での大切なことのひとつに「他責ではなく自責の問題へ」があります。
問題を「なぜなぜ」とか「タテヨコ質問」で落とし込んでいくと、「他責の問題」に落ち込んでいくことがあります。

「他責の問題」とは、自分ではどうにもできない問題の事です。
例えば「商品が売れないのは不況だからである」
「不況」というものを問題としてしまうと、自分では「不況」から脱する術がわかりません。
景気がよくなれば商品は売れるようになる...と考えていたら、それはいつになるかわかりませんし、もしかしたら景気はずっと良くならないかもしれません。

それはならば、例え本質的には「他責の問題」であっても「自責の問題」に切り替えて考えるべきです。
たとえば、「商品が売れないのは不況にあわせた販促を行っていないからだ」「商品が売れないのは不況にあわせた商品ラインナップになっていないからだ」・・・といった具合です。
これならば、自分で解決のために動くことができます。

昨日、参加したエイベックスの加藤さんの話にも同じような話がありました。
「すべては自分の責任!」です。
つづいいて書いてあったのは「社会が悪い、経営環境が悪い、お客さんが悪い、あいつが悪い...。どんなに叫んでいても何も解決しない」です。
全くその通りだと思います。