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2012年7月 7日

「選ばれる理由」「選んだ意味」を考え、強い「受注する側」を創る

最近のコンサルで、強く感じることが何回かあったので書かせていただきます。
当然、自分の事務所にとっても重要な課題だと考えています。

仕事には「発注する側」と「受注する側」があります。
特にBtoBの場合、「下請け」という言葉がありますが、「発注する側」の方が立場が上だと思って仕事が行われていくことがあるようです。

「発注する側」がそう思ってしまうのならまだしも、「受注をする側」がそう思い込んでいるのです。
「受注する側」が「自分のが立場が下だから仕方がないのです」と思うことは不幸なことです。

「自分のが立場が下」と思っている以上、「受注する側」に発展はないと思います。
ただ単に便利だから、安いから、言うことを聞くから...という理由で声がかかっているにすぎません。

「ただ単に言うことを聞いて便利」という理由ではなく、「選ばれれる理由」があって選ばれる人(企業)である必要があります。

「世の中そんな簡単じゃないよ」って思う前に、真剣に「選ばれる理由」と考えたことがあるのか?、もしくは「選ばれる理由」を創ろうともがいたことがあるのか?...ということを振り返ってみるべきだと思います。

「うちはそんなにすごい商品じゃないから...」って言う方もみえます。
でも、「選ばれる理由」は商品やサービス内容、そして価格だけではありません。
人柄、信頼、売り方、関係構築など...様々な「選ばれる理由」があります。

「発注する側」から「受注する側」が、「下請け」ではなく「パートナー」、更には「なくてはならない人(企業)」になっていく方法を考えたり、実践することが大切だと思います。
口で言うのは簡単ですが、私も実践をしながら、試行錯誤の繰り返しです。

そして「受注する側」にも、「発注する側」を「選んだ意味」があると思います。
なぜその仕事を受注したのか...という意味を考えないと、何でも屋(便利屋)になってしまうと感じます。

「受注する側」が「発注側に選ばれる理由」と「発注側を選んだ意味」を考え、実践につなげることが、強い「受注する側」を創ることにつながると思います。