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2012年7月28日

「助けてほしい」って言えること

自分が以前、「うつ病」だったことは、何回もブログに書いています。
そんな自分が病気の前と後で、違った事の一つが「助けてほしい」って言えるようになったことです。

病気になる前は、人に「助けてほしい」と言うことができませんでした。
「助けてほしい」と言うことができないというより、「助けてほしい」と言うことが下手でした。

なぜ、そんなことが、言えないのか...
「自尊心」「自分で出来るはずという心」「人に迷惑をかけたくないという心」...
いろんな、心の動きから「助けてほしい」ということが言えなかったと思います。

今でも「助けてほしい」というのは苦手なのですが、それでも言えるようになりました。

いつも「助けてほしい」ということ、自分が努力をしていないのに「助けてほしい」ということ、自分だけ甘い汁を吸いたいから「助けてほしい」というのは、やっぱり認められないと思います。
でも、自分が自分で出来るとことをやった上で、人に「助けて欲しい」というのは認められるべきものだと思います。

人(仲間)は思った以上に、人(仲間)を見ています。
その人が、頑張って努力をしている姿も見ているのです。
そんな中で、にっちもさっちもいかなくなったとき「助けてほしい」と言えば、助けてくれる人が世の中にはたくさんいます。

そしてもうひとつ、人に「助けてほしい」と言えることは、その人を信頼しているからです。
信頼できない人に「助けてほしい」とは、とても怖くて言えません。

自分が病気になる前は、「自分でやった方が早い」と大きな勘違いをしており、本当の意味で人を信頼できていなかったのかもしれないと思います。
ただ、今は人(仲間)がたくさんでき、その信頼できる仲間に、お願いした方がよいことがものすごくたくさんあると腹におちています。

今、できつつある「仲間のネットワーク」こそが自分の宝ですね。

「助けてほしい」と素直に言える自分と、それを受け止めてくれる仲間が出来ていることが、病気の前と後での大きな違いなのかもしれません。