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2012年8月 5日

ネガティプで精神的に折れやすい人をどう導く?

今のコンサルティング+カウンセリングのような仕事をしているからだとおもいますが、「思考がネガティプで精神的に折れやすい社員を、どう指導すればよいのですか?」といった質問をまた受けました。

自分も「ネガティプで精神的に折れやすい」ので、偉そうなことは言えません。
での、その分自分について考えているので、自分が前より「ネガティプで精神的に折れやすい」状況を回避している方法については話すことができます。

私は、「習慣的性格」「役割的性格」を変えていくアプローチを勧めています。

人の性格は、一般的に四重の円構造になっていると考えられています。
四重の円構造とは中心から「気質」「狭義の性格」「習慣的性格」「役割的性格」です。

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「気質」は生まれつきの性格です。
「狭義の性格」は育った環境や親などに影響を受けて確立した性格です。
「習慣的性格」は習慣で変わる性格です。
「役割的性格」は役割によって変わる性格です。

今から社員の「気質」「狭義の性格」を変えることは難しいです。
私も、「ネガティブ」で「人付き合いが苦手」で「引きこもり傾向」のこの部分は変えられないみたいです(努力はしましたが・・・)。

そこで、着目したいのは「習慣的性格」「役割的性格」の部分です。

例えば「習慣的性格」は、私の場合「見える化」によって補正をしています。
具体的には、壁や手帳、スマホのホーム画面に自分が大切に思っている言葉を書いて貼っています。
常に、自分が大切と思うことを「見える化」することによって、性格が少しずつ変わってきている気がします。

もう一つの「役割的性格」ですが、コンサルタント、カウンセラーという仕事を私の性格を変えてきていると思います。
もっと言えば、小さいながら自分の事務所を経営している立場、そこからの派生ですが同友会の地区会長という立場は、自分の性格にも確実に変化を及ぼしています。

「思考がネガティプで精神的に折れやすい社員を、どう指導すればよいのですか?」といった質問に対してですが・・・。
社員の「気質」「狭義の性格」を変えようとするのではなく、「習慣的性格」「役割的性格」を変えるような仕組みを創り、それを伝えて、実践を見守るのがよいと、私は思います。