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2012年8月21日

最初に説明の「予告」をすると話が伝わりやすい

よく、説明をする際の定型パターンとして「PREP法」だとか「AREAの法則」だとかいうキーワードがでてきます。
基本的には両方とも、相手に伝わりやすく論理展開するお手本ですね。

例えば、PREP法では、結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)で説明を展開させます。
この展開で注目したいのは、「結論」が最初と最後に来ていることです。
特に最初の「結論」が重要だと思います。

最初に「結論」を話すのは、これから何の説明をするかの「予告」の働きをします。
人間は「何のための説明か」がわかっていないと、説明の最中に余計な情報や、不要な思考をしてしまいます。
それで、なかなか人の話を集中して聞けず、重要な理由や根拠を聞き逃してしまうことがあるのです。

そこで、まず今回する説明の「予告」をして、その「予告」に関する話に集中してもらうのです。
すると、説明が効果的にモレなく、相手に伝わっていきます。

例えば「今から昨日あったトラブルについて話します。報連相の重要性を考えてください」と「予告」してから話せば、トラブルの状況の説明が長くなっても、「なぜ、報連相が重要なのか」に集中して聴くことができます。

「結論」から話すという方法は、昔から耳にタコができるほど聞かされています。
ただ、その意味を自分なりに考えることが大切だと思います。

これは世の中に数多ある、ノウハウやテクニックも同じです。
意味や理由を深く考えずにノウハウやテクニックだけを知識としてして覚えても、それを応用(知恵として活用)することはできないのですからね。

・・・なんて、偉そうなことを書いていますが、自分もノウハウやテクニックを教えてもらうと喜んで、その意味を深く考えるなんてできていません。
ですから、今日の記事は自分への反省文ですね。