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2012年8月23日

「戦略」について考える一日でした

午前中は「事業ドメイン」のコンサル、午後から「差別化戦略」のコンサル、夜は同友会天白地区8月例会で、テーマが「成長戦略」と戦略について考える一日でした。

よく同友会でも経営指針を作るのに「理念」→「方針」→「計画」があり、「理念」から「戦略」への落とし込みが難しいと言う話をよく聞きます。

たしかに「戦略」への落とし込みは難しいと思います。
しかし「理念」が明確になっていれば、「戦略」への落とし込みは必ずできるはずです。

「戦略」って何ですか? ってよく聞かれます。
歴史好きの自分としては、いろいろと話をしたいところですが、余計に「難しい」という気持ちを持たれてしまうといけないので簡単に説明するよう努力しています。

自分は、戦略を以下のように説明しています。

「現状」があって、それに対する「あるべき姿」があります。
「現状」から「あるべき姿」に向かう「ギャップ」が「問題・課題」です。
その「問題・課題」への対応のシナリオが「戦略」です。

「現状」はあくまで「現状」で変わりようがありません。
しかし「あるべき姿」は企業の事情、経営環境によって変わってきます。
「あるべき姿」が変れば、「ギャップ」の大きさが変わります。
「ギャップ」の大きさが変れば、「問題・課題」も変わり、その対応へのシナリオも変わってきます。

成長戦略と言うと「アンゾフの成長マトリックス」が有名です。
例会で発表して下さったサトープレス工業の佐藤さんの話は、正しく「アンゾフの成長マトリックス」を自社の戦略に落とし込んでいました。
http://www.satopress.com/

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「知識」が「知恵」に落ちているとき、その話(体験談)にはいつも大きなヒントが隠れていますね。

これは、二次会の風景です。

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