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2012年9月 1日

相手の「聞く耳」がわかると言葉が相手に届く

ちょっと、今日のお客さんとのディスカッションで、反省と共に思ったことです。

議論が白熱してくると、だんだんと自分の主張を伝えたいあまり、話す内容が自分中心の事柄になってしまいます。
話が自分中心の事柄になればなるほど、話は相手に届かなくなってしまいます。

すべての人は「聞く耳」をもっています。
しかし、すべての人の「聞く耳」は、その人の価値観によって、その位置も大きさも違うのではないかと感じることがあります。

相手の「聞く耳」に、自分の話を届けるには、相手の聞く耳の位置や大きさを知る必要があると思います。
相手の「聞く耳」を無視した、自分の一方的な話は相手にあまり届かない気がしています。
自分が自分のペースで一方的に話せば、相手に話が届いているだろうと思うのは「傲慢」かなと思います。

では、どうすればよいのでしょうか?
それは、少しでも相手の話を聴き、相手の気持ちを想い、相手の価値観を考えることだと思います。

すると、ほんの少し相手の「聞く耳」の位置や大きさがわかってきます。
相手の「聞く耳」を知ることが、相手中心に話すことなのかなって思います。
そこに向かって、ちゃんと伝わるように話す努力をしたいです。

今の仕事(コンサル、カウンセリング)をしていると、2~3時間、相手の話を聴きっぱなしということもあります。
聴きながら、相手の「聞く耳」を探しているのです。
決してお客さんに対して「聞く耳」を持ってください、とは、言ってはいけないと思います。

一応ですが、今回の記事は、自分は「聴く」、相手には「聞く」の文字をあてています。
「聞く」と「聴く」の文字を意識的に使い分けてみたつもりです。