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2012年12月 4日

話が長くなるのは、話が整理されていない証拠

相手に何が伝えたいかを整理する...こんなの当り前ですよね。

「報連相」の「報」、すなわち「報告」は短い時間でいかに相手に正確に漏れなく伝えるか...です。
つまり、時間制約の中での正確な情報伝達が求められます。

でも「報告」をする時って、ついつい「あれも伝えなければ、これも伝えなければ...」って、報告時間が長くなってしまいます。
報告時間が長くなれば、不要な情報も多くなり、相手にあいまいに伝わったり、誤って伝わったりします。

私は、講師の仕事が最近増えていますが、全く同じことが言えます。
講師で話しているときは、ついつい「あれも伝えたい、これも伝えたい」って話す時間が長くなります。
特に、自分の体験やコンサルの経験が増えれば増えるほど、伝えたいことも増えてしまいます。

すると、受講する側としては、情報過多になり、本当に大切なポイントがぼやけてしまうことが考えられます。

先日、コンサルの先輩に話を伺う機会があったのですが、「経験が増えれば増えるほど伝えたいことが増えませんか?」って質問してみました。
すると「逆だね。経験が増えれば増えるほど、ポイントが整理されて伝えることは減っていくよ。宿澤君、まだまだだね。」と教えられました。
ついつい話が長くなるということは、自分の言いたいことが整理できていないのかぁ...って、妙に納得してしまいました。

その時、最も伝えたいことは何か、最も伝えなければならないことは何か? 整理して伝えるという原点に返った感じがしました。