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2013年2月26日

原因追究の過程で悪人探しになったらストップ!

何かトラブルとが起きると、当然ですが原因追究を行います。
原因を追究し、再発を予防する...、これは当たり前のことですね。
ただ、原因を追究する過程で「悪者探し」になる場面に何度か遭遇してしまったことがあります。

原因を追究する過程で見つけるのは、あくまで原因という「事実」です。
その原因という「事実」を探すのではなく、「悪人(この言葉自体がおかしいですね)」探しなんかをするならば、それこそ時間の無駄です。

もちろん、原因という「事実」が「担当者のスキル不足」で、「何のスキルが足りなかったのか?」「それをどう補っていくのか?」を検討することは大切です。

ただ、担当者に向かって、「いつもボーとしているから!」とか「遅刻ばかりしているからこんなことになるんだ!」とか、その人のことを感情で責めたりすれば、残るのは人間関係のしこりです。
言われた側の「納得」も当然得られません。

その人の成長という意味で、その人のことを考えて叱ることは必要です。
ただ、自分の感情にまかせて、悪人探しの当該者にされて、怒りをぶつけられてはたまりません。

たいていの場合、悪人探しをしている場合は、「原因を追究」もストップしてしまいます。
「原因を追究」がストップしてしまっては、「対策を講じる」「再発を予防する」という大切な次のステップにも進めなくなってしみます。

「原因という事実の追究」でなく、「悪人探しからの個人攻撃」に変わっているようなら、誰かがそれに気づいて、いったんストップし軌道修正しないといけないと思います。