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2013年4月20日

人のためのシステムであることを忘れない

このマンガ(失礼f^^;)わかりますか?

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今週行った「システム開発と運用」での演習で、ある新入社員(チーム)が業務フローを書く際に書いたマンガです。

「システム開発と運用」ので演習ではケーススタディで与件分から業務フローを書き出していきます。
業務フローを書くことに慣れていない方も多く、四苦八苦している人も多いです。

そんな中で、業務フローではなくマンガを書いている人がいました。
関心があったので何を書いているのか、後ろで見ていました。

このマンガは、一見、落書きのようにも見えますが、そこでの業務における「人の動き」をシュミレーションしたものだったのです。

私はとても感心しました。
業務フローとは、「どこの部署で、誰がどんな仕事を、どんな順番で行うか」を示すものです。
業務分析(要求分析・要件定義)では、ほぼ必ずと言っていいほど作成されます。

そこでついつい忘れてしまうのは、システム化の一環であることから、ついついデータ(情報)の流れだけに注目してしまうことです。
ただ、業務フローは業務の進め方である業務システムを定義するものです。
そこには、「データ(情報)の流れ」だけではなく、「人の流れ」も考慮する必要があるのです。
さもないと、データの流れは整合が取れていても、人の流れが非効率なんてことが起きてしまいます。

そんな中で、マンガで人の流れをシュミレーションしていた新入社員(チーム)があったことに感動しました。
「人のためのシステムであることを忘れない」...これはSEとしてずっと宝物になると思います。