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2013年6月25日

プロジェクトにおける「抱え込みリスク」

特にプロジェクト型の仕事だとそう思うのですが、誰か一人の失敗に対して、その人だけに責任を押し付けるのは間違っていると思います。
プロジェクトである以上みんなに責任があります。

ただ、メンバーにも意識して欲しいことはあります。
レビュー技法の研修でも良く話していますが、それが「抱え込みリスク」です。

この「抱え込みリスク」は、メンバーは自分自身で仕事を抱え込んでヘルプもあげない状態です。
抱え込んでしまうと、「抱え込んでいること自体」が見えなくなります。
見えないので、周囲の人もヘルプを出すタイミングが遅れたり、逸したりします。

それを避けるために、リーダーには状況把握する仕事があります。
しかし、すべてのリーダーが、的確に状況把握ができるとは思えません。

特にプロジェクトが歪でリーダーに仕事が集中している場合、メンバーの状況把握までに意識が回らなく場合があります。
これまでの本に書いてあるような理想的なプロジェクトとかけ離れたプロジェクトに自分も何度も遭遇してきました。

自分で自分の身を守るためにも、抱え込まないで欲しいです。
例えば出来ると宣言したのにできなかったときなど、伝えるのが辛い状況を勇気をもって伝える‥、これが「抱え込みリスク」を脱して、プロジェクト全体を助けることになります。
これは自分にも言い聞かせたいことです。

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