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2015年5月 3日

既存研修も視点が変われば新規研修

ある研修機関から「新しい研修」の依頼を頂きました。
...と言っても、この研修機関では「新しい研修」だとは思っていないと思います。

テーマは「図解手法」です。
このテーマは毎年多くの依頼を頂き、各所で行わせていただいています。
研修機関の方は「(得意の)図解手法なので、よろしくお願いいたします」という感じだと思います。

ただ、依頼に「提案・企画」だけではなく、ターゲットが技術職、研究職も多いので「報告・説明」も場面に想定していただきたい...との一文がありました。

図解を行う際には、「何が言いたいのか情報を収集・整理して、ストーリを考える場面」があります。

自分の行っている「図解手法」研修は「提案・企画」を想定しており、そのためのストーリを考えます。
その中で、相手のニーズをつかんで、それをストーリに組み込むことを大切にしています。

一方の「報告・説明」では、もちろん「相手のニーズをつかむこと」ことも大事ですが、情報を論理的に組み上げてストーリを作ることが大切になります。

「提案・企画」と「報告・説明」は、「相手のニーズをつかむこと」「論理的にまとめる」ことは両方とも大切ですが、研修となると伝えるべき比重が違うように感じます。

「図解手法」という慣れたテーマですが、多様な視点で見てみることは、これまでの内容にも深みを加えると思います。
既存研修も、場面や視点が変われば新規研修ですね。

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