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2015年11月21日

「自主」という精神を考えてみる

先日の愛知中小企業家同友会のフォーラムで勉強させていただいた一つです。
同友会には「自主・民主・連帯」の精神があります。
どの精神が一つ欠けても同友会ではなくなってしまうと感じています。

その中で「自主」という精神あります。
この精神が自分はとても好きです。

「自主」を辞書でひくと、「他からの干渉や保護を受けず、独立して事を行うこと」とあります。

先日のフォーラムでは「自主」のことを「独立自尊」という言葉で表現されていました。
ただ、「独立自尊」という言葉は難しいので、その反対語をおしえてくれました。

その反対語は「自己否定」「他者依存」の2つの言葉でした。
この2つの言葉に当てはまる場合は「自主」ではないといえます。

ひとつは「自己否定」です。自己否定はその言葉通り「自分自身を否定すること」です。
自分に自信がない自分はよく「自己否定」の心に陥ってしまうことがあります。

「自己否定」とはある意味、自分の心の防御本能もあると思います。
自己を否定することで、問題から逃げ精神的ダメージを軽減したり、問題解決の労力逃げたりします。

ただ逃げてばかりでは何も変わりません。

やはり「自主」の精神には、自分を肯定し問題に向き合うことが必要だと改めて感じました。

もうひとつが「他者依存」です。
この「他者依存」は自分が最も嫌いな言葉で、自分が他社依存にならないようにいつも気を付けています。

それでもついつい苦しい状況になると「他者依存」の心が芽生えます。
ただ「あいつが悪い」「あいつのせいだ」といっているうちは何も変わりません。

苦しい状況の中でも「自分のできること」を考えることが「自主」の精神なのだと思います。

こう考えると「自主」の精神とは「苦しくてもまっすぐ自分に向き合い、自分の出来ることをやる」ことなのだと思いました。

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