[事務所TOP] [上へ戻る]

ポイント:パソコンの購入、ノートPC、サイズ、重量、CPU、ディスプレイ、拡張インタフェース、バッテリ駆動時間、通信機能

パソコンの購入について(ノートPC編)


 前回、デスクトップPCの購入に関するポイントを記述したので、今回はノートPCに関しての購入のポイントを記述する。
 

1.サイズ、重量に関して

 ノートPCのサイズは、光学ドライブやFDDを内蔵するA4サイズ、持ち運びも可能なB5ファイルサイズ、モバイル用途のセカンドマシンとして重宝するB5サイズ未満のミニノートの3種類に大きく分けられる。  A4サイズはデスクトップPC代わりとして使用されていることが多い。液晶も大きく、3種類のドライブ(HDD、FDD、光学ドライブ)を搭載するオールインワンノートは重量が3kg前後と携帯には適さないため、基本的に家の中でのみの利用となろう。  一方のB5ファイルサイズは、約1〜2kgという持ち運び可能な重量ながら、液晶やキーボードなどは実用性を十分に保つサイズ。メインマシンとしてもモバイルとしても利用できるのが強みだ。昔は光学ドライブ等を省いたサブノートがほとんどであったが、最近では光学ドライブ内蔵型も少なくない。  ミニノートはとにかく携帯性を重視。1kg前後の重量を実現している。ただし、キーボードのピッチや性能面では他のノートPCに比べて犠牲になっている部分もある。  

2.CPUに関して

 エントリーモデルには、モバイルPentiumVやモバイルCeleron、モバイルDuronなどが採用されていることが多い。処理能力を重視するハイエンド向けにはモバイルPentium4-M、モバイルPentiumV、モバイルAthlonXP-Mなどが多いが、ノートPC専用に設計されたPentium Mが先日発表され、耳目を集めている。Pentium Mはスペックの割に消費電力が少ないため、B5ノート、B5ファイルノートを中心に採用例が増えていくことだろう。  また、Centrino(セントリーノ)とは、先日インテルより発表されたモバイル向けの新しいテクノロジのこと。ノート向けの新CPU「PentiumM」、チップセット「Intel855」および「Intel Pro/Wireless2100」という無線LANモジュールの3つが1つのセットになったもので、薄型軽量のモバイルノートPCで低消費電力とワイヤレスネットワークを同時に提供できる。  また、低消費電力CPUといえば、トランスメタのCrusoeがその代名詞だ。しかし、スペック的に見劣りすることが指摘され、近頃では採用機種は減少傾向となっている。  

3.ディスプレイのサイズと解像度に関して

 15インチのTFT液晶を装備するA4サイズノートから7.1インチのミニノートまで、液晶ディスプレイの大きさはさまざまだ。A4サイズノートは14.1〜15インチでXGA(1024×768ドット)表示に対応しているものが多いが、SXGA+(1400×1050ドット)表示が可能なモデルもある。B5ファイルサイズノートの場合、10.4インチから12.1インチの液晶を備え、解像度はXGAとなる。一方のミニノートは、10.4インチ以下でワイドなど変則的な大きさの液晶を持つものが多い。  

4.ノートPCの光学ドライブに関して

 オールインワンA4サイズノートなどドライブが内蔵されているモデルには、CD-R/RWとDVD-ROMのコンボドライブまたは記録型DVDドライブが搭載されている。なかにはCD-ROMのみといった機種もあるが、今後はほとんどのモデルに記録型DVDドライブが採用されると考えられるので、長く使うつもりなら記録型DVDドライブ搭載モデルを選んでおくのがいいだろう。  

5.ノートPCの拡張インタフェースに関して

 拡張インタフェースはPCカードスロット以外に内部拡張性のないノートPCにとってはまさに命綱である。今後の対応周辺機器の充実度を考えると、USB2.0端子は必ずいくつかほしいところである。IEEE1394端子もあればいうことはない。また、最近搭載する機種が増えているメモリカードスロットは、ノートPCならではのインタフェースである。デジタルカメラなどのメモリカードをPCに取り込むのに便利なので、手持ちのメモリカードにあったメモリカードスロットを装備するものを選ぶとよいだろう。  

6.バッテリの駆動時間に関して

 家でしか使わないA4ノートPCはともかく、持ち歩いてモバイルするなら、最低でも3時間程度のバッテリ駆動は必須だろう。ミニノートのほとんどが3時間以上駆動するのに加えて、B5ファイルサイズノートの駆動時間も向上しており、多くのモデルが5時間前後駆動する。B5ファイルサイズなら持ち運びも可能なので、全体的な駆動時間の向上により、モバイルできる機種の選択肢は増えている。  また、大容量バッテリを使うことにより、さらなる駆動時間の向上を図れる。ほとんどのモデルにオプションで大容量バッテリもしくはセカンドバッテリが用意されており、駆動時間は標準バッテリの2倍以上。ただし、当然ながら大容量バッテリは大きくて重量もあり、携帯性が犠牲になってしまう。  

7.キーボードとポインティングデバイスに関して

 主なポインティングデバイスとしては、多くのノートPCで採用されているスライドパッドタイプ、ThinkPadシリーズに採用されるトラックポイントに代表されるスティックタイプ、Let's Noteに搭載されるトラックボールの3種類があげられる。また、バックボタンやスクロールボタンなどマウスボタン部に工夫して操作性の向上を図る機種も出ている。実際に使ってみて気に入ったものを選ぶのが一番だが、使いづらい場合は外付けマウスを利用するとよい。  キーボードは、キーピッチとキー配列がポイントになる。キーピッチとはキーの幅のことで、特にミニノートだとデスクトップPCに比べてキーピッチが大幅に狭くなっているものが多い。当然ながらキーピッチが狭すぎると入力しにくくなってしまう。また、ノートPCでは限られたスペースにキーを収めるため、どうしても特殊な配列になってしまったり、一部のキーだけが極端に小さくなってしまうことがある。  

8.ノートPCのメモリ容量に関して

 ほとんどの最新モデルがWindows XPを快適に利用できる目安となる256MBを搭載しており、搭載メモリ容量に差はないといってよい。逆に、256MB以下しか搭載していないモデルは、増設を強くおすすめする。搭載メモリ容量が最大メモリ容量でないかぎり、増設することは可能だ。ただ、増設となると必要なのが空きスロット。ノートPCのメモリスロット数は1または2つがほとんどで、2つとも使われていることも少なくない。その場合は交換となってしまう。  

9.ハードディスクに関して

 ノートPCのハードディスクは、デスクトップPCのハードディスクよりも高価であるため、ハイエンド機種でも60GB、中級クラスでは40GBが上限となっている。この部分が、デスクトップPCとの大きな差といえる。  

10.通信機能に関して

 通信機能はノートPCの要といえる機能だけに、基本的にモデムとLANは標準搭載されている。さらにミニノートやB5ファイルサイズノートの中には、無線LAN機能を装備するものも増えている。現在の無線LAN規格で最も普及しているのがIEEE802.11bという規格だが、これは最大転送速度が11Mbpsと遅いのがネック。最近では、最大54Mbpsという転送速度を持ち、しかも周波数の干渉を受けにくいIEEE802.11aという規格に対応した無線LANアクセスポイントや無線LANカードが登場している。また、同じく54MbpsでIEEE802.11bと互換性を持つIEEE802.11gという規格も注目されている。ただし、これらの規格がノートPCに搭載されるのはまだ先のようだ。  モデムに関しては、日本国内では、有線/無線LAN環境が整備されつつあり、モデムはすでに必要ないという意見も聞かれるが、海外などは、やはりモデムに頼らなくてはならないこともあり得る。
 

参考文献

 「Yahoo!コンピュータ パソコン選びのQ&A」

 

関連コラム
USB経由で外部出力(プロジェクタ、サブモニタ)をする 2014年2月24日記述
パソコンの購入について(ノートPC編)2005年2月21日記述
パソコンの購入について(デスクトップPC編)2005年2月14日記述

2005年2月21日 宿澤直正


[事務所TOP] [上へ戻る]

Copyright (C) 2005 宿澤経営情報事務所