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ポイント:レビュー技法,レビュー技法の種類,インスペクション、チームレビュー、ウォークスルー、パスアラウンド、アドホックレビュー

なぜレビュー技法の種類を知るとよいのか


レビューには様々な技法がある

 レビューとは、作業成果物(プロダクト)を直接的・間接的に、評価検討することです。作業成果物の欠陥を見つけ出し、品質向上を目指すことを目的としています。そんなレビューの技法の種類と使い分け、およびそれらの組合せについて考えていきたいと思います。

 レビュー技法はいくつか種類があります。アドホックレビュー、パスアラウンド、ペアレビュー、ウォークスルー、インスペクションなどでです。よく名前をきくレビュー技法から、あまりきいたこともないレビュー技法までいろいろとあると思います。概要は「レビューの基礎知識」を参照していただきたいと思います。

 まずは、なぜ様々なレビュー技法の種類や特徴を知るとよいのか…について考えてみます。

レビュー技法にはメリットデメリットがある

 さまざまなレビュー技法があると書きましたが、なんで、そんないろいろなレビュー技法を知らないといけないのでしょうか? それぞれのレビュー技法にはメリットとデメリットがあるからです。

 例えばパスアラウンドです。このレビューの特徴はミーティングを行いません。レビュー対象の作業成果物を配布して、個々がチェックして返してきます。ミーティングが無い分、工数は少なくてすみますが、みんなが最初は真剣にチェックするが後半ばててしまい、前半の類似した問題ばかりが指摘される…なんて問題があります。パスアラウンドには、まだまだ、いくつかのメリット、デメリットがあります。

 各レビュー技法にそれぞれメリットとデメリットがあります。また、デメリットに関してはその回避策なども工夫されています。そして、メリットとデメリットは、組織やプロジェクトによっても異なります。

 例えば、アドホックレビューです。アドホックレビューとはもっとも気軽なレビューで、必要に応じて身近な同僚や手すきの仲間に成果物を見てもらうレビューのことです。特にルールもなく、成果物を残す必要もありません。

 ただ、アドホックレビューが頻繁に行われる組織、プロジェクトは、仲間で協力し合う風土ができています。コミュニケーションが行われにくい組織・プロジェクトでは、なかなかアドホックレビューは全体に浸透していきません。

なぜレビュー技法の種類を知るとよいのか

 各レビュー技法にそれぞれメリットとデメリットがあります。そしてそのメリットとデメリットは自分たちの属する組織・プロジェクトによって異なってきます。

 つまりは、既成のレビュー技法を使うだけでは、自分たちの組織、プロジェクトにピッタリ合うのかわからないのです。わからないからその部分を自分たちで考える必要があります。その考える際の根拠となるものが、「各レビュー技法にはメリットとデメリット」「自分たちの組織・プロジェクトの特性」です。

 「自分たちの組織・プロジェクトの特性」は自分たちで考えてもらう必要があります。当コラムでは、もう一方の「各レビュー技法にはメリットとデメリット」に関して、少し掘り下げてその情報を発信してみたいと思います。各レビュー技法の良いところを組み合わせて、「自分たちにあったレビュー技法」を是非検討していただきたいと思います。

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セミナー「システム開発におけるレビュー技法」

2012年11月15日 宿澤直正


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