ポイント:データバックアップの必要性、ハードディスク、危機管理
自分の恥を晒すようで恥ずかしいが、今週末に実際に体験したことを記述する。金曜日の日に、突然USBメモリが認識されなくなった。そして土曜日に完全に壊れた。ただ、金曜日の時点で、2回に一回ぐらいの割合で認識していたので、USBメモリの内容をバックアップしておいたので、大事は免れた。しかし、USBメモリが壊れるということに対して、危機管理が足りなかったと反省している。
USBメモリはデータ交換や、データ保存の媒体として急速に普及した。現在では価格も1年前の半額ぐらいになり、普及に拍車をかけている。通常考えれば、USBメモリは、電気的な信号のみでデータ読み込み、書き込みを行い、実際に円盤が駆動するハードディスクやFD、MOに比べて壊れにくいという認識がある。それについ甘えてしまった。コンプマートで新しいメモリを購入した際、メーカーの人がいたので聞いてみたが、1年半程度でUSBメモリが壊れるのは極めて稀であるらしい。しかし、実際に自分のUSBメモリは壊れてしまった。今回は運よくデータをバックアップできたからよかったが、データが万が一救えなかったら、泣くに泣けないところだった。
ただ、ここで考えて欲しい。みなさんはデータのバックアップをとっているだろうか。これは何もUSBメモリに限った事ではない。危険度からいえばハードディスクが壊れる確立の方が圧倒的に高い。たとえメーカー保障期間中であって、機器は新品に交換されたとしても、データは保障されないのが普通である。重要なデータやファイルがあるハードディスクが壊れた場合、莫大な損害となる。機器は買えるが、自分自身の作ったデータや企業の蓄積したデータは購入することはできない。システム的にディスクの二重化等で危機管理をしていればよいが、危機への対策を講じていない企業は早急にバックアップ等の対策をとり、それを日常業務に組み込んでいただきたい。
自分自身、ユーザーには必ずしつこい位データバックアップの必要性を言のだが、つい自分の事には甘くなってしまう。今回は大いに反省したいと思う。
ちなみに、大いに反省した私は、160GBのハードディスクを15000円(安い!)で購入し、持っている全部のパソコンのハードディスク、所有のUSBメモリにある、自分で作ったデータはすべてバックアップした。
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2004年9月20日 宿澤直正 記
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