今年度の研修最後は、大阪のIT企業様への「トリプルシンキング」研修の配信でした。
昨年に依頼を受けて6か月の準備期間を経て完成した「トリプルシンキング」は、今年度だけでもたくさんの依頼を頂きました。

今年度は「トリプルシンキング」の研修が6回ほど予定されており、今回で4回目を行いました。
旬なテーマなのでしょうね。

「トリプルシンキング」は「DX」と同じくバズワードだと思いますが、変化の激しい世の中に必要な考え方だと感じています。
自分もコンサル場面で固定概念や前提を疑う「クリティカル・シンキング」「ラテラル・シンキング」を使う場面が増えています。

ちなみにトリプルシンキングとは、これまでもある3つの思考法を組み合わせ、より真の課題解決につなげていこうというものです。

まず「クリティカルシンキング」は、課題に対して「これでよいの?」「本当に?」と問いかける思考法といえます。
次の「ラテラルシンキング」は、課題に「他には?」の問いで拡げる思考法といえます。
最後の「ロジカルシンキング」は、課題を「なぜ?」「それで?」で深める思考法といえます。

常識が非常識になっていたり、定めた課題があっと言う間に時代遅れになったりしています。
常識を正しく疑ったり、選択肢を増やす考え方は、変化の激しい今は特に大切な考え方だと感じます。

自分もコンサル場面では、いつも自分に問いかけて、既成概念、固定観念に囚われていないかを検証しています。
そのおかげで、既成概念、固定観念の呪縛から解き放たれたことは多いです。

自分は特に「ラテラル・シンキング」の「だが、それがいい」という問い掛けが好きです。

世の中で文句を言いたいこと、納得ができないこと、許しがたいこと…はとてもたくさんあります。
でも、爆発寸前の状態であっても、「だが、それがいい」と自分に問い掛けることで前向きになれますね。

そんな自分が好きな「だが、それがいい」という問いに対して、「でも、そこが悪い」という、真逆の問いかけがあります。
「だが、それがいい」と「でも、そこが悪い」だったら、やっぱり「だが、それがいい」がいいですね。

今年も、実にいろいろなことがありましたが、最終的には「だが、それがいい」で年を越したいですね。
よい年越しを迎えるためにも、サクッとお寿司を食べて、もうひと頑張りです。