長文になってしまいました。

中産連の診断士養成課程を卒業された方から連絡いただき、ZOOMでしたが久々にお話をさせてもらいました。
その方の行っている支援に対する助言的なこともさせて頂きましたが、やっぱり嬉しいのは近況や今の考えを本音で話してくださることです。

診断士養成課程の方たちとつながれて嬉しいのは、養成課程修了後も相談などで頼ってくれることです。
診断士養成課程の講師をしてから、かなり人とのつながれましたが、それこそが宝物ですね。

自分が独立をしたときに、ある先輩診断士から言われたことがあります。
「診断士として大切なことは『つながり』で、3つの『つながり』は尊敬の念をもってを大切にするといいよ」とのことでした。

その3つの『つながり』とは、「経営者」「(いつかできる)後輩診断士」「自分自身」でした。
そして「尊敬の念をもって」がキーワードなのですが、その言葉を振り返ると、いろいろな意味で腹に落ちます。

1つ目の「経営者」は直接の顧客なのでわかりやすい…と思いました。
ただ、その方が言うのはもっと深い意味がありました。

一生懸命、「経営者」に説明しても伝わらないときがあります。
その時に「尊敬の念」がないと、理解しない「経営者」が悪いという…とんでもない間違いを犯してしまうとのことでした。
「経営者」が理解できない場合は「自分の説明に足りないところはないか」とまずは考えることが大切という意味でした。

2つ目の「後輩診断士」ですが、この言葉自体が上から目線みたいで好きではないです。
ただ、「尊敬の念」をもってつながれれば「後輩診断士」ではなく「同志の診断士」となります。

つまり「後輩診断士」との「つながり」を大切にすることはが、診断士自体の地位向上につながるのです。

診断士は「地域経済をよくする役割も担っている」という視点も大切だと考えています。
これは決して一人では太刀打ちできないことで、想いを共有できる「仲間」が必要です。

そのためにも想いを共有できる「仲間」である「後輩診断士」に、使える自分のノウハウを伝えさせていただきたいと思ってます。
そういう意味でも、診断士養成課程の講師は大切な仕事です。

それに、今回もそうですが「後輩診断士」からの言葉や考えは、斬新で気付きの宝庫です。
自分の中で当たり前になって見失っていたことに気づかせてくれますね。

3つ目の「自分自身」との「つながり」が大切ということに関しては、当時は全くわかりませんでした。
しかし、今では自分自身の内なる声に耳を傾けると、見えてくることが多くあることに気づけるようになってきました。

「自分自身」との「つながり」を大切にすることで、自己矛盾を減らし、純粋に前に進めるのでしょうね。
「自分自身」を大切にできない人に、「周囲の人」を大切にできるとは思えません。

「経営者」「後輩診断士」「自分自身」に対して、尊敬の念をもってその「つながり」を大切にしていきたいです。

そして「経営者」「後輩診断士」に関しては、「今だけ」「自分だけ」「お金だけ」ではない想いを同じくする人を見極めることも大切ですね。