「中小企業119」で開業直前の方のネット販促に関する支援をしました。
1月末から、何度か支援をさせて頂いている方ですが、その方の価値観からの店舗コンセプトは終始ブレません。
その結果、利用するSNSは絞り込まれ、SNS・HP・チラシが完全に一致しています。
業界の定石とは違うネット販促のストーリ構築がワクワクします。
ただ、ITが得意なわけではないとのことで、進める過程で「壁」にもぶつかります。
これまでも、LINE公式アカウントの立ち上げ&運用、レンタルサーバーのメール設定、チラシのキャッチ・レイアウトの支援をしてきました。
開業前の最後の支援になるので、自分も気合を入れました。
最後に残ったのが、WordPressのあるテーマ(初めて見るテーマで全部英語…)のカスタマイズ調整でした。
知り合いの方が構築したとのことで、どこまで手を入れてよいかを手探りで確認しながら進めました。
現状のWordPress&テーマの動きを確認しながら、店舗コンセプトに合う形で最低限の手を加える支援をさせていただきました。
「これで公開できます!」と言ってもらえた時は、「開業に間に合ってよかった」というのが素直な気持ちです。
開業直前のIT活用支援で気を付けていることが2つあります。
「開業に向けて悔いを残さない」と「開業に向けて完璧を求めない」です。
人生の一大決心の「開業」において、「悔い」が残った状態で見切り発信することは、後々の「後悔」になってしまうことがあります。
そして、IT活用は完璧を求めてしまうと、どこまでもキリがないものです。
この「悔いを残さない」と「完璧を求めない」の微妙なバランスの「開業前の完成形」を、相談者と一緒に作り上げることが大切だと考えています。
期限が決まっている開業前に何を優先すべきなのか…を相談者の「納得」とともに考えて伝えていきたいです。
その時に店舗コンセプトがブレない方の「価値観」は明確なので、一緒に「納得」をつくりやすいです。
期限が決まっている開業前に何を優先すべきなのか…はとても大切ですが、「何を切り捨ててもよいか」はもっと大切です。
切り捨てる際に「悔い」が残ってしまうと、後々の「後悔」になってしまう可能性があるからす。
これが、相談者と一番じっくりと話し、時には理由を丁寧に説明しないといけないところだと思います。
今回の支援もお互いが「完璧ではない」と理解し、でも「これでスタートできる」と納得しました。
後は、開業にブラッシュアップを継続していければよいと思います。
余談ですが「中小企業119」では、GPS機能をつかって「チェックイン」「チャックアウト」を行います。
ただ、時々GPSがうまく機能していないときがあるようです。
「中小企業119」事務局から、商工会議所の担当の方に連絡が入ったそうです。
「宿澤さんという専門家が『中京競馬場』でチェックアウトしていますが…」とのことです。
事務局は「この宿澤って人は『中京競馬場』でチェックアウトとは、大胆不敵に『競馬』の最中にチェックアウトしたか…」って思ったのかもしれません…。
商工会議所の担当の方が強く「不正はありません!」と言い切ってくれて納得してもらえました。
そして「…それに『中京競馬場』は宿澤さんの住んでいる場所ですから!」は、別の誤解を生みそうな感じです(;^_^A