春日井商工会議所で「ちょっとのことでビジネスが変わる!小規模事業者のためのデジタル化セミナー」という長ーいタイトルのセミナーをしてきました。
早い話が「DXセミナー」です。
「ちょっとのことでビジネスが変わる…」にあるように、DXは「小さな成功体験を積み重ねる」ことが大切だと思います。
例えば「DX推進プロジェクト」なる一部の人が大ナタを振るうなんてことは、DXが上手く定着しない典型です。
社員たちに「一部の人たちが勝手にやっていること…」と思われれしまうと、「やらされ感満載故の頓挫」になってします。
自分は「DX推進」の一番のポイントは、「組織の意識改革」と歩調を合わせることだと思います。
デジタル化によって「効率化」が進んだからと言って、喜ぶ人ばかりではないということです。
中には、自分のこれまで培ってきたやり方を否定された…と感じてしまう人もいるかもしれません。
そういう人たちをのこれまで培ってきた「経験」や「知識」を尊重して、それを活かす形でのデジタル化をするにはどうすればよいかを一緒に考えることの必要性を感じます。
ある意味「価値観のぶつかり合い」なので、落としどころが難しいです。
その一つの落としどころが、「小さな成功体験を積み重ねる」ことだと思います。
「ちょっとのことでビジネスが変わる…」を体験したした人は、「意外といいね」って言ってくれることがあります。
「意外といいね」という言葉は尊重すべき言葉だと思います。
「意外といいね」が集まったときが、「意外な組織の意識改革」につながっていくことがります。
自分が上手くできている…わけではありません。
コンサルタントとして関わらして頂いても、思うように「DX推進がされない」ことで、凹むことは多いです。
そこで、悩んんで悩んで気付くことは「IT活用の効率化だけに目が行って、人の気持ちを置いてきぼりにしている」ことです。
その気持ちも含めて、セミナーでは話させていただきました。
参加された方たちから、「共感の意見」や「新たな壁の意見」などを頂けました。
「絵に描いた餅」「批判を許さない正論」ではなく、少しでも前に進められるように「相手をしっかり見て」伝えていきたいですね。
ITだけに限ったことではないです。
しかし「人の気持ち」を考えずに何かを変革し、それを軌道に乗せることは「できない」と感じています。
「合理的に正しい」ことが、必ずしも「正解」ではないからです。