毎年恒例の伊勢神宮に「ご祈祷」をしてもらいに行ってきました。

思えば、「開業」したときから毎年、伊勢神宮で「ご祈祷」をしてもらっています。
正確に言えば「開業」というより、「うつ病から社会復帰」してから毎年です。
ちなみに「開業」と「うつ病から社会復帰」は、若干のズレはあるもののほぼ同時です。

当時はうつ病で社会をリタイヤした人間を雇用してくれるような企業はどこにもありませんでした。
どこも雇ってくれないなら「独立するしかない…」が、自分が起業したいきさつです。

なんてネガティブな動機かと笑ってしまいますね。
よく「起業には創業計画が必要!」と言えたものだと苦笑いです。

それはいい(?)のですが、自分が「開業」したときは、「上手くいくかどうか」考える余裕はありませんでした。
それよりも「もうこれ以上の最悪にならないように…」が唯一の願いでした。
そこで「お伊勢さんでの神頼み」をかみさんが言い出しました。

サラーマンも務まらない人間が、開業なんかできるわけない…が親戚などの周囲の統一的な意見でした。
そこを、かみさんが「絶対、大丈夫だから!上手くいくから!」と言い切ってくれて開業の流れを作ってくれました。
あとで確認したところ「根拠はなかった」そうで、さすがです(;^_^A。

そんな、かみさんが言うことだから「お伊勢さんでの神頼み」は、すぐに実行です。
そのおかげもあって、なんとか自分のビジネスを継続でき、「開業」して18年目に突入しました。

伊勢神宮で「ご祈祷」してもらう度に不思議に思うことがあります。
ご祈祷が終わると毎年「厄除け」のお守りを買うのが恒例になっています。

「開業」当初は、一年間その「厄除け」のお守りを持っていると、なぜかボロボロになっていました。
きっと、いろいろな悪いモノを、その「厄除け」のお守りが代わりに受けてくれいたのだと信じています。

そのボロボロになるのも「開業」して10年程たつころから、落ち着いてきました。
今では、割とキレイなままの「厄除け」のお守りをお伊勢さんにお返しできています。

少しは、悪いモノを寄せ付けないように成長できているのかもしれません。
でも、油断をしないように、これからも少しづつ進めていけたらと思います。