名古屋商工会議所でIT相談でした。
いろいろなテーマの相談があり、それを一緒に考えることは変化や刺激の連続で、日々自分の勉強になっています。
そして、なぜかITとは無縁のIT相談(?)が多いのが特徴です。
そんな中、やることが増えすぎてしまって「どのように優先順位をつければよいか?」という相談がありました。
IT活用でやることが増えてしまっての相談でしたが、ITとは無縁のIT相談の典型です。
優先順位をつけることは大切です。
そして、それは劣後順位をつけることと同じ意味になります。
劣後順位とは「やらなくてもよい順位」で、もっと言えば「やめる順位」です。
例えば、自分は「継続する」ことの大切さをいつも実感しています。
それもあってか、自分は「継続する」のは得意ですが「やめる」のは苦手です。
自分には自分に課している様々なルーティンがあります。
それらは一度初めて「継続する」ことが定着すると「継続しないといけない」気持ちになります。
「やめる勇気」が持てないのです。
「継続する」ことが大切という気持ちが、自分への強迫観念になっている場合もあると理解をしているのですが、なかなか治りません。
「継続は力なり」と言いつつも、「やめる勇気がない」ことも自分では理解してます。
例えば、自分には利用するあてもなく「記録する」ことを継続していることがいくつかあります。
その中には、何のために記録を始めたのかを忘れたものさえあります。
きっと昔は必要だったのだと思います。
しかし、利用するあてのない記録であれば、それは勇気をもってやめたほうがよいですね。
やめることがいけないことのように思って固執していると、新しいことにチャレンジする機会を逸してしまいます。
「継続する」ことが美学のように言われることがあります。
ただ、日々刻々と変化をする今は不必要なものを判断して「やめる勇気」をもつことも大切だと思います。
それが裏返って「どのように優先順位をつければよいか?」の一つの回答になると思います。