ある企業様の「情報化推進会議」にオブザーバー参加しました。
最近は、いろいろな企業様の「情報化(IT化、DX)推進会議」にお邪魔する機会が増えています。

デジタル化の大きな波は、待ったなしの状態になっていると感じます。

どちらかというと、デジタル化に対応する「メリット」が盛んに言われています。
デジタル化に対応するメリットを活かすことによって、企業の競争力を高めてこれから先も成長し続けることを目指していくことが大切です。

一方でのデジタル化への対応が遅れる「リスク」は、さらに深刻になっていると言われています。
デジタル化への対応が遅れるリスクの一例としては、以下のようなことが考えられます。

旧システム運用維持によりシステムの保守コストが増大する。
情報のやり取りのデジタル化に遅れると、取引先との関係性で機会損失となる可能性がある。
急ピッチでデジタル化に向けて改訂・整備される法律・規定に対応できなくなってしまう。

急速なデジタル化への波に伴いサイバー攻撃に耐えうるセキュリティ整備や、より働きやすくるためのIT活用導入などが必要になってきています。

ただ、デジタル化には、「時間」や「コスト」がかかるものです。
また、あえてデジタル化を行わなくても、現状通り仕事をしていけば「今」は仕事への対処が出来きます。

しかし、対処的に仕事をこなすことを続けた場合、ずっと忙しい状態が続いてしまいます。
やがて疲れ切って、「このままでも良い」という気持ちになってしまうことが怖いです。

「今」あえてデジタル化を行わなくても、仕事への対処できるかもしれません。
しかし「少し未来」には「デジタル化が遅れるリスク」が顕在化することが予想されるのです。

「変化が恐ろしい」「今のままがよい」と考えるのは、多くの「人」が考える傾向です。
しかし、デジタル化は「対処」から抜け出し、「少し未来」に向けて生き残るための「投資」なのだと考えてみてほしいですね。