今年最初の新入社員研修は、IT企業様への「ロジカルシンキング(論理的思考)」研修でした。
このIT企業様では、長く担当させて頂いています。
「ロジカルシンキング」って小難しいそうな研修のイメージですが、毎年新入社員のみんなは楽しそうに受けてくれます。
自分も好きな研修テーマの一つです。
この企業様の今年の新入社員は、特に特に反応がよい感じがしました。
今日の午前中の「論理展開マラソン」も、みんな頑張って付いてきてくれました。
今年は「ロジカルシンキング」研修も2か所を変更してみました。
ひとつは、「それを学ぶと何が自分にとってよいのか?」を納得してもらうことです。
小難しいイメージの研修なので、「それを学ぶと何が自分にとってよいのか?」を、クイズで体感・納得してもらいました。
大学で教えていると、「それを学ぶと何が自分にとってよいのか?」への関心は、年々高くなっているように感じます。
学びたいという気持ちと雰囲気を作り出すことは、とても大切な大切なことだと感じてます(難しいですが…)。
コロナの影響もあると思いますが、この2年で「とにかくやれ!」は、通用しなくなっていると感じます。
もうひとつは、演習の数を減らし、一つ一つの演習時間を長くしました。
特に、これがよかったと思います。
IT企業の担当者様からのアイデアでしたが、研修を創った自分としては「すべて必要な演習」と思い込んでいました。
しかし、よく考えると「二つを一つにまとめられる演習」や「今の段階で必須とはいえない演習」を見つけることができました。
それを調整した結果、新入社員研修としてペースに合った感じでした。
話を伺うと、IT企業の担当者様は「クリティカルシンキング」を大切にしている方でした。
ついつい、自分も自分の「固定概念」に陥っているということを気付かせてもらえました。
積極的なみんなとコミュニケーションが取れたり、貴重なアイデアを助言いただいたりで、自分にとっては例年以上に楽しい時間でした。