長文でスミマセン…。
GWの最終日ですが、またすぐに土日が来るのでGWの「おうちワ〜ケーション」はまだまだ続く気分です。

前日に書きましたが、今回のGWは、自分にとって難易度の高いはずの「ワ~(仕事)」が予想以上に進んでいます。
小難しい話ですが、このブログは自分への備忘録でもあるのでお許しください。

「ソフトウェア開発における知識ベースを揃えて認識違いを減らす」研修を作るために、先達のノウハウである標準・規格・ガイドライン・知識体系の読みまくりました。
その際に、どの先達のノウハウを選択するかという大きな課題にぶつかりました。

いろいろと考えた結果、「共有フレームワーク2013」「PMBOK6(一部PMBOK7)」「ITIL4」を選びました。

今回の研修目的から考えるとソフトウェア開発の全体像を抑える必要があります。
そこで「共有フレームワーク2013」を選択しました。

「共有フレームワーク2013」は、ソフトウェア開発の「共通の物差し」として策定され、国内における「システム及びソフトウェア開発と、その取引の明確化」を目的としています。
今回の研修の目的にはピッタリです。

ISO/IEC 12207 (JIS X 0160)、ISO/IEC 15288(JIS X 0170)がベースとなっているのですが、2013年に策定されて古い感じがします。
しかし、IPAより「国際規格/JIS改訂に伴う『共通フレーム2013』の対応について」の声明が2021年9月1日に出ており、内容的には最新の国際規格に準拠しており取り上げることを決めました。

「共有フレームワーク2013」以外に、これまでの研修の依頼先との打ち合わせで「PMBOK」「ITIL」「CMMI」などが候補としてあがっています。
時間の問題もありますが、可能であれば研修に組み込みたいです。

ただ、組み込むかどうかの課題もありますが、どのバージョンを組み込むかでも悩みました。
もともとの依頼が、時代の流れに翻弄されずソフトウェア開発の原理原則でベースを揃えたいというものです。

「PMBOK」や「ITIL」は、プロジェクトやITサービスの対象が広がり、今の時代に必要なバージョンアップを遂げています。
原理原則でベースを揃えたいという目的に対しては、前のバージョンの方がしっくりくる部分もあります。

例えば「PMBOK」は、「ウォータフォール」がシステム開発の中心の場合、「PMBOK6」でまずは「知識」習得をした方が研修の目的に合います。
ただ「PMBOK7」への変更の背景を知ることは、「アジャイル」や「ハイブリッド」など、プロジェクトが多様化している今の時代に必要なことに気づくキッカケになります。
そのため、ベースの説明は「PMBOK6」で、「PMBOK7」への変更の背景を組み込むことにしました。

いろいろと試行錯誤しながら研修の形を作っていますが、それが楽しいです。
特に「変わってはいけないところ」と「変わるべきところ」が、両極端に共存するソフトウェア開発では自分もしっかり見つめ直すべきテーマだと再確認をしました。

「おうちワ〜ケーション」のおかげでリラックスしながら、じっくりとこのテーマに向かい合えています。

「おうちワ〜ケーション」のイベントとしては、お風呂は「北海道十勝川の湯」、食事は「季節外れの鍋」、観光は「夜散歩」です。