朝からずっと名古屋商工会議所に詰めていました。
IT関連の相談は多いので窓口専門相談の枠だけではおさまらず、エキスパート派遣なども絡めながらの相談対応をさせて頂いています。
そんな中で店舗で開業して2週間の方が相談にみえました。
開業前に相談対応させていただき、次の予約に時間が空いてしまって今度は開業直後の相談となりました。
相談にみえて最初に「お約束したSNS関連が出来ていません…」と謝れられました。
いつも太陽にように明るい方なのですが、明らかにいつもの元気がありません。
店舗開業して2週間なんて、もっとも無我夢中で、最も予想外のことが起きるものです。
予定通りいかなくて当たり前です。
それでも予定通り開業し、試行錯誤で工夫を積み重ねているのは立派としかいえません。
ただ、やることが多すぎて、時間があまりにもなくて、少し疲れていることも事実です。
そのためSNSの相談の予定を「時間管理」と「仕事の見える化」の話に切り替えました。
太陽のような方が、疲れて少し陰っていたので、まずは元気になっていただこうと思いました。
自分が相談時に気をつけていることの一つに「やることよりも、やらないことを助言する」があります。
やらないといけない優先順位は大切ですが、やらない順位である「劣後順位」を考えることが、もっと重要な場面があります。
特に店舗開業直後のようなバタバタの時期には、作業の棚卸しから、優先&劣後の見極めが必要です。
例えば「SNS関連」は、とても重要ですが、今やらなくても会社は倒れません。
そのため、時間管理マトリクスの「義務領域」&「投資領域」の話をしました。
自分の「体力回復」は一つの大きな仕事で、「投資領域」で使った時間が自分に返ってくる時間の使い方をする視点の話もしました。
また、投資領域で大切なのは「仕組み化」です。
そのために自分の頭の中にある様々な作業を棚卸しして、「自分しかできないタスク」と「自分以外にもできるタスク」に分類をします。
「優先&劣後の見極め」と「自分しかできない見極め」で、かなり作業の本質が見えてきます。
そして、棚卸をした作業を、ポストイットで「見える化」して、みんな(家族)で片づけていく方法も伝えさせていただきました。
困りごとをホワイトボードに付箋で共有し、仕事を片付けてもらったら、「ありがとう」って言葉でお返しする…シンプルすぎる方法です。
自分の支援先では「サンキューボード」と名前がついていました。
バタバタしている時には、楽しんで、みんなで、進捗が見えるように進めることは大切だと感じます。
「冷やし中華」が美味しい季節に向かっていきます。