定期的にお伺いしている大府でのIT活用支援でした。
自分がIT系診断士として大切にしているスキルが3つあり、その3つのスキルを一気通貫がつなげられることを目指しています。

1つ目は、相談者がモヤモヤしていることを質問をしながら形に落とし込むことです。
自分としては、カウンセリング能力からの「概念化能力(コンセプチュアルスキル)」だと考えています。

さまざまな質問をさせていただき、出てきた具体的な回答を抽象化し、体系的に整理をします。

失礼な言い方かもしれませんが、相談者の質問がイコール「問題」だと決めつけないことです。
ITは「ここでエラーが出る」「この機能が使えない」など動きとしては「問題」が目に見えやすいものです。

しかし、それは表面的なモノであることも多く、質問が解決したからといって問題解決につながらないことも多いです。
それはITの技術が進化し複雑化しているので、相談者がITの問題の本質を見極めているとはいいきれないからです。

正直言って、自分自身もITの問題の本質を経営視点で見極められているかというと怪しいモノです。
ただ、ITの問題の本質を経営視点で見極めるのは自分の大切な仕事のひとつです。

カウンセリング能力をフル活用して、相談者がモヤモヤを納得のもと形に落とし、問題の本質に近づけるよう勤めます。
これが、結構かなり難しいです。

2つ目は、コンサルティング能力で、本質に近づけた問題を解決するストーリーを組み立てていきます。
ある意味、ここが「中小企業診断士」としての本分かもしれません。

問題を解決するストーリーは、「理想論」ではなく、相談者の置かれる環境によって変わってきます。
例えば、ネット集客などのテーマにおいて、やることが多いので「理想論」を言わないように気をつけけています。

もしくは「理想論」と断った上でまずは伝えて、すべき「優先順位」、後でもよい「劣後順位」を伝えるようにしています。

これは、ITだけではなく、どんなテーマも同じだと思います。
「理想論」を唱えたら相談者はやることだらけで、手をつけたらよいかわからず、大混乱に陥ると思います。

ある意味、すべき「優先順位」、後でもよい「劣後順位」を明確にすることが、コンサルティング能力では大切だと思います。
なぜなら、コンサルティングは「知識をひけらかす場面」ではないからです。

そして、3つ目はIT技術者としての能力です。
IT系診断士としては、概念の説明だけではなく、具体的にITを「動かしてみる(の支援)」までいってゴールだと考えています。
ITは設定を少し変えるだけでも勇気がいる時があり、いつもドキドキしていますが…。

この3つの「カウンセリング能力」「コンサルティング能力」「IT技術者としての能力」を一気通貫で支援できるように自分を成長させたいと願っています。
自分は、まだまだ、そして相当の未熟者で、各場面で「あちゃー」って感じの平謝りが日常茶飯事です。

実際の正直な気持ちは、相当の未熟者のくせに、偉そうにたくさんの相談対応をしていることに、後ろめたさと「こんなレベルではいけない」という焦りを感じてます。
ゴールはありませんが、もっと成長ができるように切磋琢磨が必要であるとは、いつも思っています。

二つ池公園で一休みして、近くのミニストップで「チキンタツタ丼」を食べてきました。
店内製造の「チキンタツタ丼」が結構気に入っています。