ちょっと前ですが、お客さんに「信用と信頼の違いって何ですか?」と質問されました。
人材育成の社内研修をしている際に、自分が「信用」という言葉を、言い間違いとして「信頼」に言い換えたので気になったそうです。

「信用」と「信頼」は確かに似ていますが、大きく違います。

辞書では、「信用」は信じて任用すること、確かなものと信じて受け入れること…とあり、「信頼」は信じて頼ること、頼りになると信じることとあります。
まぁ、文字通りの説明でよくわかりません。

自分が以前に教えてもらった違いが分かりやすく、自分はその基準で使っています。

「信用」は過去に積み上げてきた実績や成果を見て、信じることができるという意味。
「信頼」は実績や成果、人柄などを鑑みたうえで、その未来を期待して頼ることができるという意味。

「信用」は過去から積み上げてきた蓄積、「信頼」は未来に対しての期待です。
「信用」は物質的なもの、「信頼」は精神的なものともいえると思います。

自分は過去に遡って契約やルールを守ってきた人を「信用」します。
ただ、契約やルールだけでつながってきた人を「信頼」できるかという微妙です。

契約やルールはビジネスをする上でもちろん必須です。
ただ、それだけでない「この人は無条件に信頼できる」という精神的なものも大切だと思います。