名古屋商工会議所でIT専門相談でした。
前日のあいち産業振興機構の相談でも同じことを話してる相談がありました。

過去からの膨大なノウハウ(知識)をお持ちの方達で、それを発信しながらビジネスを行っていきたいとのことでした。
どちらも今の時代に貴重なノウハウで、十分にビジネスモデルとして成功すると感じました。

正しく、経験を積み上げてきた人達だらからできるビジネスとも言えます。
その人たからすべき理由となるビジネスは、成功する確率が高いと感じています。

ただ、何かが足りないような違和感も感じていました。
いろいろと話を伺っているうちに「違和感」に気づきました。

未来への「夢」が、あまり語られていないか、語られてはいるのですが、これからしたいビジネスとつながっていないのです。
過去の「経験」は過去の「経験」、未来への「夢」は未来への「夢」となっていました。

過去の「経験」を発信するビジネスで資金調達をして、未来への「夢」を実現したいという話です。
しかし、その人たちの語る過去の「経験」は、その人の未来への「夢」に結びつけることができそうでした。

同じ人の人生の価値観にもとづくストーリなので、結び付けられて当然と言えます。
むしろ、過去の「経験」があるから、未来への「夢」を描けているといった方が良いです。

そこで、パッと見では関係ないように感じる過去の「経験」と未来への「夢」を掛け算して発信することを提案しました。
どちらの方も、未来への「夢」は、とても素敵な夢で、みんなに共感されそうな「夢」でした。

パッと見では関係なさそうな要素同士こそ、掛け算した時に威力を発揮します。
なぜなら、そんな掛け算のビジネスは誰もしないよ…、誰も思いつかないよ…って組み合わせになることがあるからです。
その人の「経験」とその人の「夢」の掛け算だから、すごいコンテンツができるのです。

そして掛け算は、要素を絞り込むことになります。
誰もが不安に思うのは、絞り込んだ先に市場(ターゲット)はいるのか…という不安です。

ここでネットによる発信が意味を持ってきます。

ネットによる発信は、これまでより競合が多くなり見つけてもらいにくくなっています。
その分、掛け算で絞り込んだ尖った発信でも、受け取る人が多様化して受け取ってもらえる機会は増えているのです。

マニアックすぎる人たち同士が普通につながれる世界がネットです。
そこには「性別」「年齢」「職業」といった基本属性は関係なく、「価値観」「ライフスタイル」がつなぐキッカケとなります。

恐れず過去の「経験」と未来への「夢」を掛け算して絞り込んで「わが・まま」に情報を発信してみるとよいですね。
「わが・まま」と言うのは、「我儘(自分勝手)」と「我がまま(自分らしく)」の両方の意味を含んでいます。

お昼は冷たい麺ばかりになってます。
「明太子と海老の冷製明太クリームパスタ」で、美味しいソースがいっぱい余ったのが勿体無いです。

それにしても暑い…