東京のIT企業様で「システム開発の見積技法」研修でした。
今年度は「マネジメント層」「リーダー層」「若手層」が、みな同じ「システム開発の見積技法」で知識の統一をはかる目的があります。

ただ「若手層」は見積をしたことのない今年入社のメンバーも結構な数がいて、資料の見直しを行いました。
プロジェクトマネジメントや見積技法の難しい「言葉」は外したつもりでしたが、説明の過程で直し漏れをみつけてしまいました。

「言葉」に関してはその場で補足説明をしながら切り抜けましたが、「立場」に関する説明の言い換えは苦労しました。
当然、実際に「客先」へ見積を行う「マネジメント層」「リーダー層」と、自分自身の「工数見積」を求められる「若手層」では、説明の視点が異なります。

その「立場」の違いでの説明は苦労しながらも、なんとか主語と動詞の言い換えで伝えられたのではないかと思います。
実は、この相手の「立場」の違いでの説明の変化は、自分の今の課題でもあります。

ウッカリすると本当に申し訳ない失礼な物言いになって可能性を秘めています。
ここでのポイントは、いかに相手の「立場」に自分を置くという妄想をしながら伝えられるかだと思います。

最近は「妄想脚本家宿澤」という新たなキャラを推しています。
相手の「立場」を妄想しながら議論の場面をイメージすると、きっとこんな「コンフリクト」があって、場合によっては「修羅場」になるに違いない…ってストーリを創ります。

「妄想脚本家宿澤」と「ブラック宿澤」が手を組んだときは、自分は絶対にその世界に行きたいない場面が頭に浮かびます。
できれば「妄想脚本家宿澤」と「ブラック宿澤」は切り離して使いたいものです。

「妄想」とは格好よく言えば「発想」です。
「妄想脚本家宿澤」としては、「妄想」をたくましくすること、それを「ストーリ化」すること、さらに「言葉・図解」で表現することを鍛錬していきたいです。

今回の「若手層」の研修では、自分が若い頃の体験を思い出し、妄想し、引っ張り出したストーリが喜ばれました。
相手と同じ目線の頃の自分を思い出し、当時になりきってコミュニケーションするのはとても楽しいです。

東京のIT企業様の階層研修は全て終わりました。
次年度も引き続き依頼を頂いているので、階層別に相手の立場に妄想と共に成り切ってコミュニケーションを楽しみたいと思います。