午前中は名古屋商工会議所で「中小企業119」、午後から長久手市商工会で専門派遣でした。
どちらも3時間のみっちりコースで、自分も相談者もなかなかに知恵熱が出そうな感じでした。
それはよいとして…自分が言われると有頂天になる言葉があります。
「心が軽くなった、やることが見えた、先に進めそう」です。
3時間づつ2人の方を支援させていただきましたが、そんな言葉をいただけた嬉しい日でした。
「心が軽くなった」と言ってくださる経営者の方の多くは、自分に重い制約を課していることがあります。
かく言う自分もその1人だと思います。
でも、自分からその重い制約を取っ払うのは意外と難しいです。
最近多いのは「SNSは毎日しないといけない」「SNSは映えていないといけない」といった「SNS重圧論」です。
どれだけ「SNS重圧論」に苦しんでいる経営者(特に個人事業主)がいることやら。
SNSが苦しかったら、付き合い方を見直すが、代替案を持って手放してしまえばいいです…と自分が最近よくいう言葉です。
「やることが見えた」は、モヤモヤの霧に覆われた状態で相談に見えます。
実は、質問をするとわかるのですが、すべきことはちゃんとわかっている方が多いです。
しかし、モヤモヤの霧によって、それが見えにくい状況になっているのです。
このモヤモヤの霧も自分自身で晴らすのは、結構難しいものです。
しかし、このちょっとしたお手伝いを他者の視点ですることで、先が見渡せれるとよいと願っています。
最後の「先に進めそう」は、「心が軽くなった」「やることが見えた」ができれば、自然と先に進めるものです。
価値のある言葉は、その言葉を聴いた後に「動き出せる言葉」だと思っています。
自分の仕事的に言うと、どれだけカッコいい言葉を並べても「あーいい言葉だった」で終っては、意味がないですね。
3つの言葉は関連性があります。
上手く話をヒアリングできて、自分の頭にモヤモヤを整理・再構築し、先に進むアイデアが発想できると自分の存在意義を感じされます。
ちょっとハードでしたが、ありがたい3つの言葉のフルコンボをいただけて、とてもよい1日でした。
余談ですが「中小企業119」は、4月に制度が変わって初めての活用です。
「チェックイン」へのリンクが、以前はLINEのトークにあったのですが、無くなっており一瞬焦りました。
普通に「支援管理」からできるのですが、さすがITに翻弄されるITマネージャの本領発揮というところです。