名古屋のIT企業への「システム開発におけるレビュー技法」研修を配信しました。

「レビュー技法」研修で最初に言うことがあります。
それは、レビュー技法には「視点」「技法」「意識」の3つの視点があり、それが重なるように実現できた時に上手くいくということです。

「視点」「技法」は、それを詳細に記した書籍は結構あります。
しかし、自分的には「意識」が大切だと感じており、それを伝えるために自分の「エピソードトーク」を多く取り入れます。

例えば「指摘者ではなく作成者にならない」「いつ終わるとも知れない耐久レビューからの脱却」「感情的なケンカ・脱線を放置しない」「指摘者の集中力を維持する工夫」に絡む「エピソードトーク」は有用なようです。

レビュー研修のメインは「技法」かもしれませんが、人も気持ちを考える「意識」からの「配慮」が大切だと感じます。
そういう意味では「ヒューマンスキル」「ビジネススキル」の要因が多いと感じます。

今年も「レビュー技法」研修をたくさん開催できて嬉しかったです。
そんな「レビュー技法」研修が終わった後もZoomに残ってくれた受講者がいらっしゃいました。

「質問ですか?」と問いかけると、「実はお礼が言いたくて…」とのことでした。
2年前に自分の「ITソリューション提案」の研修を受けて下さった方で、研修での「やり方」を実践したら受注が取れたとのことでした。

わざわざ残って、そんな嬉しい報告をしてくれたら、ハイボールのロング缶を3本ぐらいは軽くいっちゃいますね。
研修のどの部分に共感して、それをどう活用したら受注できたかも教えてもらえました。

「ITソリューション提案」研修後は、「丁寧な提案書作成」に使っていた時間を、「内部外部の顧客情報の収集」「ニーズと価値観を知る仮説検証ヒアリング」とその後の「迅速な骨子作成での提案」に振り替えたそうです。
その結果、受注がとれたとのことでした。

「コンサル」と違って「研修」は効果が分かりにくいですが、こういうフィードバックはとても嬉しいです。
でも、そこで受注が取れたのは、その人の「受け手」の力です。
特に「ニーズと価値観を知る仮説検証ヒアリング」は、難しいです。

…なので、自分はその人に拍手喝采を盛大に送りたいです。
研修後に最高に嬉しいプレゼントとなる報告を頂き、鍋とともにハイボールのロング缶を3本で勝手に祝杯をあげさせて頂きました。