独立してからの「始まり場所ってどこですか?」って時々聴かれます。

自分にとっての「始まり場所」は3つあると思っています。
どこも独立した後に「金なし、コネなし、実績なし」を救ってくれた場所です。

ひとつは「鳴海商工会」です。
どこに営業に行ってよいかわからず、診断士で勉強した「商工会」なる場所に行ってみようと思いました。

拙い提案書をWordで作成していきなりお邪魔しました。
「診断士」という資格以外に何もない自分の話(提案)を丁寧に聞いてくれました。

当時は「地域シスアド」って名前で提案を作りましたが、今に思うと地域へのDX推進の活動そのものでした。
早速、鳴海商工会の青年部に入って友達などもでき、セミナーの仕事なども頂けました。

ひとつが「最初の顧問先」です。
異業種交流会で偶然出会った社長にとてもよくしていただきました。

何もない自分に毎月の社内研修の場を与えてくれました。
そこでの「製造業向け原価管理システムのRFP作成」と「部門間のコミュニケーションの場づくり」は、今でも自分の基本だと思います。

最後が「名古屋ソフトウェアセンター」です。
何かのITフェアで偶然当時の専務にお会いし話をしているうちに「宿ちゃん、来週から業務支援でおいでよ」って流れになりました。

ここから公的機関とつながったり、研修・セミナーを体験したりで一気に事業が広がりました。
本当にご無沙汰していますが当時の方たちには足を向けて眠れないと思っています。

「名古屋ソフトウェアセンター」も無くなってしまいたが、別件でそのビルの近くに行く「用事」がありました。
今は一階の事務所が「星乃珈琲店」になっていますが、多分事務所で自分の席があっただろう付近の席に座ってコーヒーを飲みました。

なんとなく当時のことを懐かしく、感謝の気持ちで思い出しました。
自分の「始まり場所」を振り返るような「出来事」や「場所」を思い出す「用事」の日で、貴重で贅沢な一日になりました。

「用事」が終わった後は、大好きなお店「自然派ワイン専門店ハウディ」でワインを3本とインスタントラーメン3袋を購入しました。
個性的な品揃いは遊園地みたいでウロウロするだけでもワクワクします。