午前中はある企業さんのSNS研修のZoom打ち合わせ、午後から名古屋商工会議所でのIT相談でした。
ここ最近SNSでの炎上が増えているかから、「ソーシャルメディアガイドライン作成」の支援が増えています。
ここ最近SNSでの炎上が増えているかから、「ソーシャルメディアガイドライン作成」の支援が増えています。
「ソーシャルメディアガイドライン」は、企業や従業員がソーシャルメディアを利用する際の指針やルールを解説した、社内の人向けの文書です。
他にも「ソーシャルメディアポリシー」で、企業がソーシャルメディアを利用する際のスタンスや心構えを、社外の人向けに解説した文書や、「コミュニティガイドライン」で、企業がソーシャルメディアでコミュニティを運用する上での免責事項・禁止事項などを、社内外の人向けに解説した文書があります。
自分の個人的な感覚ですが、ルールをガチガチにするとそれは相手に伝わり、共感されないSNSになってしまいます。
やはり、SNSはある程度は楽しみながら運用・発信する事が大切だと感じます。
それでも、企業としてのリスク管理は大切です。
SNSで問題となりうる投稿のパターンを整理してみました。
まずは「悪ノリ型」で、最近多いパターンです。
飲食店で、客に提供する食品を不衛生に扱っている写真を投稿するパターンで、悪ノリしてふざけた内容を投稿したところ炎上したれいは最も多いパターンだと思います。
他にも「個人情報漏えい型(プライバシー侵害型)」「機密情報漏えい型」など、うっかり投稿した内容が、お客さん個人や会社の重要情報を漏らすキッカケになるパターンです。
そして、SNSで厄介なのが「想定外型」です。
これは、差別的な意図や侮辱的な意図なく投稿したものが、想定外に差別的、侮辱的などと批判されてしまうパターンで、SNSの利用者には、様々な感性・価値観の持ち主がいるため、思いもよらない形で炎上してしまう可能性があります。
では、どのようなことに気をつけれなよいのでしょうか?
投稿時の著作権や機密事項の確認は、法的リスクとして基本中の基本です。
他にも「否定的な表現をしない」「情報の正確さに注意する」などは注意したいとことです。
そして、自分が大切だと考える3つの対策です。
まず「センシティブな世間の関心事に むやみに干渉しない」ことです。
SNSをにぎわせる話題には触れないほうが懸命と言えます。世の中の反応が必要以上に過激なっているからです。
次に「意図、趣旨、メッセージが伝わるかを検討する」です。
いろいろな価値観を持った人にむけての発信になるので、発信者側が伝えようとしてる意図、趣旨、メッセージが明確に伝わるものとなっているかの確認です。
最後に「一方的な価値観の押し付けにしない」です。
一人の視点のみだと一方的な価値観の押し付けになっていることもあるので、他人チェックもしくは一呼吸置いてから発信するとよいです。
これはSNSをつまらなくする可能性もありますが、企業アカウントの場合はリスク対策が優先かと考えます。