名古屋商工会議所でのIT専門相談で、最近は一日の相談や打合せの件数が結構多くなっています。
1日がとても濃密でちょっと前のことを「忘れる」ほど瞬間瞬間に熱中できるのは幸せなことかもしれません。
ただ「先入れ先出し方的」に、新しい刺激をうけることによって前の刺激がキレイに「忘れる」ことに困っています。
しかも、大切で忘れていないことほど、きれいサッパリと「忘れる」ようです。
最近は、1件の面談・打合せが終わったら、速攻で記録を取るようにしています。
「仕事熱心ですね」って褒めてもらえることもありますが、違います。すぐに忘れてしまうことへの対策です。
記録無しに「忘れる」と不安でモヤモヤしますが、記録してから「忘れる」のは精神的に安定します。
いまの今の情報過多、情報過速の時代には大切なことだと思います。
そして自分の脳の容量はとても小さく、忘れるべきどうでもいい情報に占拠されると、大切な情報が入らなくなります。
メモリやハードディスクと同じですね。
人が「忘れていく」ことは、人が精神的な健常を保つための必須機能だとよくききます。
さらに「忘れていく」ことがうまい人は、余計な思考に時間を使わない分、ビジネスのスピードも速いですね。
「忘れる」ことは、決して悪いことではなく「余計なことはさっさと忘れて、くよくよ考えてビジネスを停滞させない」ことが大切だと思います。
…と、いったん書き出して納得したものの、ハイボールのせいで別の課題を思い出してしまいました。
それは、自分はクヨクヨするネガティブな人間なので、嫌なこと辛いことは結構ずっと「忘れない」で覚えています。
時には勝手な自分の妄想で感情「化け物」のように成長させてしまうこともあります。
大切なことはすぐに「忘れる」のに、嫌なこと辛いことはクヨクヨと「忘れない」ってどんだけ面倒くさい人間なんだと凹みます。
人はそんなに自分の願った通りの人にはなれないものだ…と自分に言い聞かせて、ハイボールを飲みながらモヤっとしたことを忘れようとしています。