Zoomでの個人コンサル(ビジネスカウンセリング)を行いましたが、Zoomを切る前に、つい禁断である安易な一言を言ってしまいました。
その禁断の一言とは「頑張って下さいね」です。
ついつい、終了時のあいさつ代わりに「頑張って下さいね」と言ってしまって後悔することがあります。
この言葉は危険な言葉で、必死に頑張っている人に「頑張ってね」と言うと、「これ以上、何を頑張れば…」と思われてしまうことがあります。
相手の状況を見ていなくても、「頑張ってね」はとりあえず言える言葉なのです。
信頼関係ができていない状態でこの言葉を安易に言うと、とても薄っぺらい言葉に聞こえてしまうことがあります。
自分の場合、リピータの相談者が多いですが、初めての相談の方でこれから信頼関係を築いていく方も多いです。
初めての方でも、ましてやリピータの方なら、せっかく相談を受けさせていただいた内容を受けて、一言付ければよいと意識しています。
それが、相手の状況をかんがみて「〇〇〇で大変だと思うけど…」で、相手のことを見たり理解していないと言えない、相手を想っての言葉です。
やはりコミュニケーションはテクニックではないと思います。
ただ、つい禁断の一言「頑張って下さいね」言ってしまった後に、フォローの言葉をいれたところ、「『頑張って下さいね』が好きです」と言ってくれました。
この場合は「〇〇〇で大変だと思うけど…」の部分を省略しても分かってくれているのでしょうね。
改めて「頑張って下さいね」だけではなく、誰に対しても言えてしまう言葉には注意しようと思いました。
大切なことは相手をしっかり見て言っているのか…、そしてそこから生まれる信頼関係なのだと思います。