午前は対面でのビジネスカウンセリング、午後からはZoomでのビジネスカウンセリングでした。
その後、カウンセリングの報告を書いたり、大学の演習結果の確認などをしていて、「バタバタしている」という不幸の言葉をまた吐いていました。

Zoomでのビジネスカウンセリングは珍しくInstagramの話になりました。
フォロワーを一生懸命増やしているけど、なかなか良い結果が出ない…という話でした。

実際、フォロワーの数はかなり多くなってきたそうですが、なかなか問い合わせが来ない…ってことでした。
SNSは関係性を築くのが大切で、その結果として「問い合わせ」となるので、「焦る必要はないですよ」と伝えつつも気になることがありました。

それが「フォロワーを増やすことに一生懸命で、つながったフォロワーとの関係性を築けているのか?」というところです。
そこで質問をしてみました。

「同じ50件の『いいね』が平均的にもらえるとして、フォロワーが5000人と500人のアカウントではどちらがInstagramに評価されると思いますか?」です。
その方は「フォロワーが5000人」と答えられました。

極端な例で一概には言えませんは、これは「フォロワーが500人」の方がInstagramに評価されると考えています。
もちろんフォロワーが少ない方がよいという訳ではなく、大切なのはつながっているフォロワーと関係性が出来るかということです。

Instagram的には「5000人もフォロワーがいるのに50件の支持?」と思うわけです。
一方で「500人のフォロワーの約1割にしっかり支持されるよいコンテンツ」ってInstagramは考えるのですね。

インフルエンサーになりたいのであれば「数」が大事ですが、大切な人と関係を築くのに数はあまり重要ではないのです。
5000人の無関心フォロワーより、500人の大切な友人の方が価値があります。

ときどきフォロワーが欲しくて適当に「フォロー」している人がいます。
それで「フォローバック」されたとしても、それは形だけのつながりで、相手は自分に「関心」を持ってくれているとは言えません。

きっと相手の「関心」はバラバラで、たとえつながったとしても、その後の関係性を築いていくのは難しいでしょう。
「テーマ」か「人」か「商品・サービス」の、どれでもよいですが「関心」をもってお互いの関係性を深めていけることが大切です。

Instagramで「アカウントが壊れる」という表現があるそうです。
これは、つながることだけを目的にフォロワーを増やした結果、「関心」がバラバラのフォロワーが増え、Instagramがアカウントを誰に「お勧め」してよいかわからなくなった状態です。

結果「発見タブ」にも「ハッシュタグ」にも出ないということになってしまいます。
もう一度、自分の届けたい人は誰で、どのような投稿がよいかを検討するとよいです。

SNSは「リアルな世界の写し鏡」で、リアルな世界と考えれば、そんなにたくさんの人と信頼関係を一気には築いていけないです。
リアルな人間関係構築に近づいている感じで、「検索」ではなく「発見」、「アナリティクス(分析)」ではなく「インサイト(洞察)」なのもそれが理由かもしれません。