名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。多種多様な相談があり、ChatGPTが様々な形で活躍してくれています。
AIによって大きな変化が起きている中、ますます人の知識、体験、思考などが重要になってきていると感じます。
生成AIを「~を教えて」といった「検索」目的で使うことは、「誤っている」という認識がだいぶ拡がってきました。
「検索」目的でAIを使うのであれば「Bard」もしくは「ChatGPTのブラウジング機能」を使うとよいです。
自分の主な使い方としては「アイデア発想」「仮想ペルソナ」「業務効率化」「一問一答」「フレームワーク」「思考の叩き合い」があります。
「アイデア発想」は、アイデアの「タネ」を教えてもらう方法です。
アイデアとは人々の「知識」と「経験」の新たな「掛け算」であり、既知の「タネ」をもととして決して斬新なモノではありません。
この「タネ」は発想してもらいますが、「掛け算」で誰かが喜んでいるシーンの妄想はやはり「人」でないとできないです。
「喜ぶ」という感情に寄り添えるのははやり人ですね。
「仮想ペルソナ」は、ChatGPTに「ペルソナ」を与えて意見交換をしてもらいます。
この「仮想ペルソナ」が具体的であればあるほど、より詳しいその「ペルソナ」視点での意見を出してくれます。
面白いのは6人ほどの詳細な「仮想ペルソナ」を設定し勝手に議論をしてもらうことです。
この「仮想ペルソナ」の設定では、誰かの顔を思い浮かべて妄想しながらプロフィールを設定するのが楽しいです。
「業務効率化」は、現状では事務作業の効率化が多いです。
特に、PDFやサイトからの「要約」、観点を与えての「チェック」、単純な「誤字脱字」では」かなり時間が空けられています。
「一問一答」は、ChatGPTと議論を交わすことで論点の焦点を絞っていきます。
「思考の叩き合い」は、「一問一答」と似ていますが、議論を深めて自分の思考を「客観視」します。
「フレームワーク」は、様々MECEの視点にアイデアを出してもらい、その後に自分の頭で熟考します。
分析する場面が多く、フレームワークを数多く学んでいる診断士に向いている使い方だと思います。
また、ChatGPT、BingChat、Bardで得手不得手があり、プロンプトを微妙に変えると精度が上がります。
加えて、「会話」以外にも、「画像」「動画」「音楽」「文章」「ロゴ」「3D空間」「業務プロセス」などの生成AIが登場しています。