最近よく相談で話題として出るのが、「E-E-A-T」です
「E-E-A-T」とは、それを考慮してサイト品質を高めれば、間接的にSEOの良い効果が期待できるというものです。
もともとは「E-A-T」でした。
「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)」の頭文字をとったものです。
Googleの「検索品質評価ガイドライン」に示されている高いサイト品質の基準と言えるものです。
基準と言っても明確な指標があるわけではありません。
自分も一応は拙い知識を継続的に発信することで、自分の「専門性」を高めようと努力はしています。
そして、蓄積されたコンテンツの量、およびコンサル&セミナーの実績が「権威性」になっていくと思っています。
さらに、客観的評価として「エンゲージメント」が増えれば「信頼性」も高まるのだと考えています。
ただ、「E-A-T」の前に、もう一つ「E」が追加されました。それは「Experience(経験)」の「E」です。
基本的には左側の言葉の方が重要性が高いので、もっとも高い場所に追加されたことになります。
いわゆる「評論家」のようなコンテンツは評価が下がり、泥臭く実際の「経験」が入っているコンテンツが大切になっていくわけです。
この背景にはChatGPTのような生成AIの存在が影響していると感じています。
確率的に世の多くの意見を生成するAIは、一般論としては「よいモノ」と言えます。
しかし、「よいモノ」としての印象を与える一般論と、「なにぃ?」って刺激を与える個性的な意見では後者の方が頭に残ります。
そして、人はどちらに心が動かされるかというと「感情」の刺激です。
そんな訳で、ますます個々の「体験」および、その「表現(アウトプット)」が大切になっていきそうです。
他者の意見の整理である「まとめサイト」は、価値を失っていくと考えられます。
世の中には、自分でやってみないと気が済まず、どうしても発信のスピードが遅遅くなる要領の悪い人たちがいます。
そんな泥臭い「体験」「経験」の認められるは嬉しいです。自分もその類ですが…。