名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
一日、自分なりに頭をフル回転させていていると、途中で思考停止をすることもありました。

一方で嬉しいこともたくさんありました。ひとつは「相談すると心が軽くなる」と言ってもらえたリことです。
話を伺いながら、ビジネス課題を整理して一緒に解決策を描いていくのが相談です。

ただ、このリピータの方の今の相談は単純なビジネス課題の相談ではないと思いました。
表面上は「サイトコンセプト」の相談でしたが、もっと深いところに「真の悩み」があると感じていました。

そのため、相談時に最も注意したのは「表情の変化」に気付くことです。
ビジネス課題は順調に整理がされていきましたが、ところどころ「陽から陰に」「陰から陽」に表情が変化します。

このギャップを追いかけていると、その人の「真の悩み」「なりたい姿」をなんとなく感じてきました。
詳しくは書けませんが、失礼と思いつつも、その感じたことをそのまま伝えてみました。

その後は「なりたい姿」に近づくにはどうしたらよいかを「自分がその人だったら…」の立場で一緒に考えました。
相談時間が終わったときに言ってもらえた「相談すると心が軽くなる」が本当に嬉しかったです。

もうひとつもリピータの方の話です。最初に相談にみえた時から「なんかすごい先生」とだと感じていました。
しかし、それが自分で表現が出来ないでモヤモヤしていました。

丁度、HPをリニューアルされるということで、「選ばれる理由」をキーワードで落してきてもらいました。
その資料のキーワードの個々の要素が素晴らしかったです。

自分が表現が出来ないでモヤモヤしていたことが、その資料で一気に腹に落ちました。
「やっぱりすごい先生」と再認識しましたが、図解出来てスッキリするまで4カ月ぐらいかかりました。

素晴らしい人、素晴らしいビジネスと直感的に感じることがあります。
でも、それを明確に言語するのは、いつも難しいと感じます。

一日を通じて、「なんとなく素晴らしい」という曖昧な感覚を、自分なりに言語化して腹落としできた日でした。
やっぱり「なんとなく素晴らしい」には明確な理由が、かならず存在すると感じました。