宮崎に向けて「チームリーダーのための教える技術」研修の配信も無事に終了しました。
2日間のリモート研修でしたが、丁度レベルが近い人たちが参加しており、楽しい時間になりました。
最初に「あなたは教える・伝えることが得意ですか？」と問い掛けました。
すると、受講者全員から「苦手です」と回答が返ってきました。ちなみに自分も「苦手です」（汗
もちろん、一応本職はコンサルタントなので「教える・伝える」知識はあると思っています。
言い換えれば、知識だけでは「教える・伝える」ことに対して十分ではないと言えます。
人に「教える・伝える」難しさは2つあると考えています。
ひとつは教える側のリーダーは「教え方」を体系的に学んでいないということです。
「教え方」を体系的に学んでいないので、自分の経験と勘で、なんとなく教えている人が多いです（あ、自分も…）。
「技術があるのだから、上手に教えられるだろう」と考えてしまいがちです。
しかし、プレゼン資料を作るのが早く上手な人であっても、なぜ上手に資料を作れるのか、本人も分かっていない場合は多々あります。
ノウハウを体系化し、教えるための手順を学ばなければ、教えるのは難しいと言えます。
もうひとつは、教えるときには必ず相手がいて、その相手に合わせて教えなければならないということです。
すべての相手に対して教え方が標準化出来たらそんな楽なことはありません。
同じ教え方をしても、教える相手によって「伝わり方」は左右されてしまうものです。
相手がいるから、相手にあわせて「教え方・伝え方」を柔軟に変化せないといけないのです。
これがとても難しいです。
自分もコンサルの場面で、常に工夫・試行錯誤をしていますが、失敗も多く道は険しそうです。
