名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
いろいろな相談テーマがありましたが、「原点や俯瞰での視点」に立ち戻る大切さを何度も感じた日でした。
自分もそうですが、ものごとを進める際には「収束の思考」になっていきます。
いつまでも「発散の思考」で風呂敷を拡げていては、ものごとは進まないからです。
しかし、「収束の思考」は、時に近視眼的な状況に陥ってしまうことがあります。
「収束の思考」で細部まで注意深く見ないと、「小さな見落とし」や「微妙なズレ」に気付けません。
さらに、その「見落とし」や「ズレ」に、当人はなかなか気付けないものです。
気付きを妨げるものとして「しがらみ」「状況」などがありますが、それに最もとらわれているも当人だからです。
なので、相談時に自分が「原点や俯瞰での視点」を提示することは大切な役割です。
逆に、自分が自分のに思考にとらわれて見落としていることを相談者の方達に教えてもらうことも多々あります。
ものごとが進み始めてしまうと、「しがらみ」は大きくなり、「背景」は複雑化するのが要因だと思います。
「しがらみ」「状況」に捉われず、客観的な視点を提示するのが相談の場なのだと考えています。
本来であれば、一人で「収束&発散の思考」を行き来できるのが理想だと思います。
でも、そんな人はあまりいないので、立場の違う人たちが互いに助け合っていけるとよいと思います。
相談を受ける立場であるときは、「原点や俯瞰での視点」を立ち戻ることを忘れないようにしたいです。
逆に自分が混乱していたら、「原点や俯瞰での視点」を教えて頂けると嬉しいです。