かねてから何回も打診を頂いていた「DX推進」の一日コースの研修カリキュラムを作っていました。
DXは極めて曖昧で概念的な言葉で、DX推進はその企業(業種)の資源、環境、風土によって全く異なります。
そのため、集合研修のように共通的な「到達目標」を設定してカリキュラムを作り上げるのは難しいと考えていました。
自分としては「DX推進」は「セミナー」で意識づけした後は「個別コンサル」だと思っています。
しかし先週だけで3件からDXの一日研修の打診があり「腹を据えて考えてみよう」という気持ちになりました。
考えてみると「DX推進」では様々なパターンのセミナーを行っています。
その様々なパターンに付随して「システム調達」「投資対効果検証」「現状分析(業務フロー)」「生成AIなどITツール活用」なども関連してきます。
本来なら「セミナー」の立ち位置だという気持ちは変わりません。
しかし、その「セミナー」で持ち帰ってもらうことを自社の課題設定に置き換えるワークにすれば研修として成立すると気付きました。
「DX推進」のアプローチは様々で、コンサル場面でも柔軟に変えているつもりです。
相談で多いのは「現場改善型DX」で、現状業務をデジタル化することで価値を生むアプローチです。
それをベースにしてあるべき姿にチャレンジする「戦略実現型DX」に進めればよいわけです。
さらに、BSCをベースとし「顧客の視点」「業務改善の視点」「成長の視点」ですべきことを出します。
これを個々の参加企業ごとにワークをし助言をさせてもらえればよいわけです。
集合研修は無理だと決めつけていましたが、個別コンサルを集合させれば研修は実現可能です。
「Microsoft365 for Copilot」が、デスクトップアプリでも使用可能にいきなり進化していました。
昨日の常識が今日の非常識になる生成AIは怖いけど楽しいです。