名古屋のIT企業に向けて「アイデア発想法」の2日間の研修が終わりました。
初日はも大活躍の生成AIですが、2日目も論理思考、KJ法などのアイデアの収束場面で大活躍してくれました。
論理思考ではロジックツリーで「Whimsical」が大活躍です。
「Whimsical」はマインドマップなど図解の生成AIなので、論理思考に特化しているわけではありません。
しかし、プロンプト作成の際に「MECE」と「ディメンジョン」をプロンプトで伝えればよいです。
ロジックツリーである「Whyツリー(原因究明)」「Howツリー(対策提案)」で階層的にアイデアを出す場面は多いです。
「妖怪図解人間」として、生成AIで見事な図解が出来上がっていくのはちょっと1嫉妬します。
KJ法などの収束場面でもChatGPTなど生成AIは活躍してくれてました。
それはブレストで大量に出てきたアイデアの「グルーピング」や、関連性の紐づけなどです。
「グルーピング」は手間がかかる作業ですが、ChatGPTは得意分野のようです。
ChatGPTでの「グルーピング」は、二つのやり方がり、「切り口を明示する方法」と「切り口も考えてもらう」方法です。
「切り口を明示する方法」は、「マーケティングの4P」「SWOT」「QCD」などフレームワークの活用時に有効です。
ただ実務では「グルーピング」は切り口が見えない場合の方が多く、整理しながらグループの切り口(タイトル)を考えます。
これもChatGPTに問い掛けてみると、切り口もふくめて表を作ってくれます。
一回のプロンプトで納得の表まではできませんが、掘り下げると狙った形の表が出来上がってきます。
「表作成」より「考察」に時間を使いたいものです。
2日間の「アイデア発想法」では、かなり生成AIでできることを取り入れました。
受講者・事務局の反応は上々でしたが、生成AIはあくまでアイデアの「種」でしかないことを何度も強調しました。とても楽しかったです。